🌸
...🌸です。よろしくお願いします

生徒8
え、それだけ?

🌸
え?

生徒8
もっと何か言わなくていいの?

生徒8
好きな食べ物とか、趣味とか、誕生日とか!

生徒5
平蔵、そんなに焦らせないであげて

生徒5
きっと緊張してるだろうから

🌸
...!

🌸
(み、耳...?)

「平蔵」、と呼ばれた生徒をなだめた男子生徒は、長い耳をしていた。
🌸
(明らかに、人間じゃない...
猫?いや、フェネック...?)

彼の耳をまじまじと見ていると、横から先生が補足説明をしてくれた。
鍾離先生
🌸、このクラスは皆転生者だ。

🌸
てん、せい、しゃ?

鍾離先生
前世はテイワットという世界で生きていた人たちだ
...君も同じ転生者だ

🌸
私も...?

生徒8
そうだよ、相棒

生徒8
記憶にないかい?

🌸
あ、あの...!

🌸
何もわからなくて

🌸
ご、ごめんなさい

🌸
(なんか、場の雰囲気しらけさせちゃったかな...)

生徒7
🌸、

ふいに名前を呼ばれ、うつむいてた顔をあげると...
生徒7
ぼんっ

🌸
うわぁ!

🌸
すごい、手から花束...!

生徒7
サプライズだよ!

リネ
僕はリネ。前世はマジシャンだったんだ

🌸
マジシャン...?

🌸
すごいね!

リネ
🌸、これからよろしくね

リネをきっかけに、他の生徒も自己紹介をしてくれた。