黒崎
黒崎
黒崎
黒崎
黒崎
黒崎
黒崎
黒崎
黒崎
黒崎
黒崎
黒崎
桃心情
水心情
黒崎
俺は目が見えない。
僕は耳が聞こえない。
小さい頃から目が見えなくて
盲目の学校に通えばと何回も言われた
何回も諦められてきた。
君にはできないって、無理だって、
でも俺はそんな現実から眼を放したかった
いつか、どこかで、中身を見てくれる人がいるって思い続けた
桃
水
誰だろう
声が高いから女の人かな、?
水
声が出しづらいのかな?
水
桃
あぁ、ずっと空いてたここの席、?
水
桃
桃
桃
小さい頃から耳が聞こえにくかった
聞こえ"にくかった”から
聞こえ"なくなった"
こんな絶望なんてある?と思った。
だから頑張って手話や唇の動きを読み取る事を覚えた。
たくさん喋れるように練習した。
すると、
途切れ途切れだけど話せるようになった。
気を使われるのがそんなに好きじゃないから
いつもは家で勉強をしている
今日は久しぶりに学校に来た
キモがって遠のく人や辛かったね、って偽善を押し付けてくる人
そんなのは懲り懲りだ
ただの一般人になりたい
みんなみたいに青春をしたい、 恋をしてみたい
そんな思いで教室に入り席を探し座ろうとすると
僕と似たような眼をした人を見つけた
椅子にバック乗っかってて座れないな
話しかけるか
水
桃
桃
水
桃
水
水
桃
なんで分かったんだろ
水
桃
桃
水
水
桃
俺と似た境遇の人なんだな
あれからなんやかんやあり仲良くなった
桃
水
2ヶ月後
桃
水
桃
水
水
桃
水
水
桃
水
桃
水
最初に出会った時から気になっていた
今日告白して良かったなと思った
数年後
水
水
桃
桃
水
桃
水
俺は君の姿を見た事がない。
僕は君の声を聞いたことがない
ろくに会話もできない
だけど
桃
水
君の温もりを感じる
それだけでこんなに満たされる
未だに諦められることも多いし
認めて貰えないことも多い
だからこの自分の目が嫌いだ
キモがられることも
可哀想という理由で近寄って来る人も全然いる。
耳が聞こえないというのは怖い事
それは変わらない。
だけど君といるこの時間では
この世で1番幸せだ、と思える
黒崎
黒崎
黒崎
黒崎
黒崎
黒崎
コメント
5件
通りすがりで失礼しますm(*_ _)m めっちゃ心に来ました!! こういう系好きなのでめっちゃ刺さりました!! フォロー失礼します🙇♀️
参加ありがとう‼︎障害をテーマにした作品はあまり見たことなかったけど、目が見えなくても、声が聞こえなくても好きを伝えることがちゃんと表現されてた!