ネコ科さいきょう

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赫 × 瑞

R18↑

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唐突にそう告げた俺の恋人のなつくん。

ネット上では下ネタ大魔人だけど、 リアルでは常識人な なつくん。

何の脈略もなく発せられた言葉に少々驚いた。

特に興味もなかった俺はその話を軽くあしらい、 また別の話題へと切り替えた。

最近気になって衝動買いした全巻セットの漫画を片手に、風呂の沸き上がりを知らせる音声をなつくん宛に復唱する。

「よいしょー」と言いながら立ち上がり俺の漫画を取り上げる。

何考えてんの！？⸝⸝

入るわけないやん！⸝⸝

寝そべっていた体を起こして、なつくんを風呂場まで突っ込んだ。

戸を閉めてもそれ越しに、「こさめー」と話しかけてくるなつくん。

なんなのなんなの今日は⸝⸝

先に気づけよ！

そう言った数秒後、ガウスぼかしのかかったような戸が開かれた。

当然、目の前には全裸のなつくんが。

ガウス越しではなく、はっきりくっきりと露になっている。

反射的に慌てて顔を両手で覆うも既に遅く、 脳内には、全裸のなつくんがくっきりと焼き付いていた。

咄嗟に風呂場から逃げ出したはいいものの、 なつくん今日は様子がおかしい…。

どう考えてもおかしい！

なんかさっき、 ライオンの交尾はメスからとか謎な事言ってきたし！

……そーゆーこと⸝⸝？

付き合って半年とちょっと。

手は繋いだし、ぎゅうもしたし、…キス、もした⸝⸝

…………その次って…⸝⸝？

交尾って……はぁ⸝⸝？

やめてよぉ…⸝⸝

………………。

なつくんはこさめとしたいのかな…、⸝⸝

やだよぉ~…⸝⸝

こわいもん…。

なつくんは優しくしてくれるって分かってる。

でも、こさとなつくんだよ？

どっちが女の子役ってなったら、さ…⸝⸝

こさじゃん…⸝⸝

なつくんが男役なんか譲らんやろうし…。

まず、こさめにはできんし、⸝⸝

こんなことなら先にやり方なんか調べるんじゃなかったぁ~…。

お泊まりなんて初めてじゃないはずなのに、変に緊張する…。

こーゆーのって、布団入ってからが始まりなの！？

今の時間まで何もなかったんやけど！

そう言ってこさめに背中を向けてしまった。

え、もう今日はおしまい？

なぁんだ、変に心配しちゃった…。

………………ｯ。

もぞもぞと動きながらわざわざこさの方に振り返ってくれる優しいなつくん。

手でがおーのポーズも作ってみる。

恥ずｯｯｯ⸝⸝！！

だってだって、こさが渋っていつまでもアレ出来なくて、 なつくんに振られるのだけはやなんだもん！

ライオンの交尾はメスから誘うって、なつくんが言ったんやもん⸝⸝…。

なんで笑うの…⸝⸝？

何その余裕な感じぃ！？

しかもひとのことバカにしてるじゃんそれは！

せっかく頑張ってみたのに…⸝⸝

今度はこさめからなつくんに背を向け、掛け布団に潜り込んだ。

なつくんのばぁか！⸝⸝

もお絶対こんなことしないっ⸝⸝

おれが恥かくだけやんけ…⸝⸝

大きいため息。

思わず肩が跳ねる。

もしかしてこさ、呆れられた…？

唐突に布団を剥がれ、こさの耳元に重みのある低音が響く。

こさがなつくんに背を向けているから顔はお互い見えない。

それでも、おれの胸は轟く。

いいの…って、…な、に⸝⸝？

不安と期待が入り交じる。

するりと熱を帯びたなつくんの手が服の中に侵入してくる。

そんな、言い方されたら…、

もう断れないじゃん、

だって 、 嫌じゃないし…⸝⸝

なつくんの暖かく優しい手つきでこさに触れる手に、こさも手を重ねる。

そのままなつくんの方に振り返って抱きついた。

……顔なんか見れんもん⸝⸝

もうかれこれ1時間は本番に至らずに、 ただ優しくこさめに触れるだけのなつくん。

男同士のやり方なんか知らないって嘘ついたのが良くなかったんかな…。

既に体のあちこち触られてるのに、改めて確認するってことは、

ついに……⸝⸝？

コーヒーテーブルの上に置かれたローションを手に取り、 両手に満遍なく塗り広げるなつくん。

今からその手がこさめの内側に触れるんだって考えると、 恥ずかしさで堪らなくなり自然と視界を閉ざす。

こさめの反応にすぐさま、こさのちんこから手を離す。

痛いとかじゃ、ないけど……え？

そこじゃないやん……⸝⸝

思わず口から零れた言葉に慌てて口を覆う。

口角を上げて悪い顔をしたなつくんが、 おれの本来思っていた箇所にいきなり指を入れてきた。

期待して望んだ事なのに、いきなりの事に思考が追いつかない。

それに、なつくんにバレてしまった。

色々調べてんだって、、キモいって、、

そう思われたらどうしようと不安が荒波の様に押し寄せる。

こさめに質問を投げかけながらもなつくんの指は奥へ奥へと進もうとしてくる。

恋人の前では綺麗なこさめのままでいたいし…、

その通りだろって思ったんやろどーせ…。

はぁーあ、虚しい…、

な、に…、

なつくんの胡座の上にいきなり抱っこされた。

「お前ガキやし」とひと言余計に付け加える。

なつくんてば、 ずっと前からこさめとこーゆーことしたかったってこと？

今までも何回もそういうチャンスあったのに。

ヘタレなん？w

どっちがどっちとか色々あんだろ、と少し照れたように言う。

素直になるのは苦手。

ただ、なつくんに こさめもなつくんと同じだって、

誤解されない為に言っただけやから⸝⸝

こさめの視界には、 なつくんのいつもとはまた一味違ったかっこいい顔と、 薄暗い天井が写り、

ふかふかの暖かいマットレスへと体は沈んだ。

閲覧ありがとうございました🫶🏻🍥 赫さん瑞さん相手だと結構甘やかしててかわゆい🫠 やっぱ年下だからなの？🤔 え？かわいい🙎‍♀️ ℯ𝓃𝒹☕︎︎𓂃 𓈒𓏸