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rn
rnの母親
rn
rnの母親
この現実が嫌でrnは無我夢中に走った
自然と足が向かったのは学校だった
rn
別に学校が好きなわけじゃないのに
でも学校は"普通のrn"がいる場所だった
今のrnじゃなくて
いつもの元気な夜宮rnがいる場所
そんな気がした
学校の中は静まり返っていて誰もいない
足音が廊下に響く中ふと耳に入ってきたのは静かなピアノの音だった
rn
その音は少し寂しげでだけど優しかった
まるで、私の中に空いた 穴に触れてくれるみたいな音
音が漏れているのは、 使われていない音楽室だった
そっと扉に手をかける。
rn
扉を開けたら何かが変わる気がする
だけど、怖くてそのまま立ち止まった
ピアノの音だけが、 私の心の中に静かに響き続けていた