etは、自分が暮らす廃れた庭園で影を操る能力を持つ少女。ある日、影を完全に失った少年・yanが庭園を訪れる。影を失うということは、記憶と存在の一部が失われるということ。yanは「影を取り戻さなければ、自分という存在が消えてしまう」と語り、etに協力を求める。
etは彼を助けるため、2人で影を取り戻す旅に出ることを決意。しかし、yanが取り戻す影には、彼が忘れていた「過去の罪」が隠されていた。etはその真実を知りつつも、yanにどう伝えるべきか葛藤する。
旅の中で、etとyanは互いに心を開いていくが、影を取り戻すことで2人の関係に亀裂が生じる。果たしてえとは、yanの罪を受け入れ、彼を救うことができるのか――。