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一星

野坂さんが倒れた…?

フェイ

う、うん。実はさっき円堂さんと豪炎寺さんが野坂さんを運んできて…彼、少し頑張りすぎてたみたい。

一星

そ、そんな…俺、野坂さん…

アツヤ

一星、

一星

野坂さんの…何の役にも…

アツヤ

一星!!!

一星

アツヤ

あー…なんつーか、お前も野坂もあのデカブツも、ちょっと深く考えすぎなんじゃねーの?

一星

えっ?

アツヤ

だから!すぐそうやって自分責めすぎなんだって!誰がお前のせいなんて言った?誰が役立たずだって思った?

アツヤ

だれもおもっちゃいねーだろ…?

フェイ

そうだよ光!君は君の役目を果たしている。野坂さんは野坂さんの役目を果たしている。

フェイ

…それだけじゃ…だめなの?

一星

う、ううん。俺は、俺の役目を…

吹雪

いい顔だね、一星くん。

一星

へっ、

吹雪(無印)

カンペキにとらわれすぎないことだよ。できることをすればいい。君だけにできることを。

一星

は、はい!

一星

フェイ、野坂さんはどこに?

フェイ

先にあっちの世界に帰ってる。

一星

じゃ、じゃあ!

フェイ

待って!ヒロトくんが看病してくれてるんだ。

アツヤ

ヒロトが?

フェイ

うん。伝言ももらってる。

フェイ

「時間ギリギリまで探索しろ!」

フェイ

だって!

一星

…ヒロトくん…

吹雪(無印)

そうと決まれば、色んなところを調べ尽くしてみようよ

吹雪

あ、あと30分しかないんだけど…

吹雪(無印)

あっははは!弱気になってどうするんだい?もっともっと探索して、なにかヒントを見つけ出すんだ。

吹雪(無印)

それが、僕達にできること。そうだろ?

アツヤ

…しゃあ!!いくぞおおお!!!

吹雪

あっ、アツヤ!こら走るなぁ!!

一星

ありがとうフェイ!行ってくるね!

フェイ

うん!気をつけて!

ヒロト

…あぁ。

ヒロト

…わかった。ありがとな。フェイ。

ヒロト

んじゃ。

ヒロト

おい、一星も筋肉ダルマも、探索を続けてる見てえだぜ。

野坂

だ、から…僕は大丈夫だって。
すぐに…そっちの世界へ…

ヒロト

バカヤロー。大丈夫だったら倒れねえよ。

ヒロト

迷惑かけやがって。

野坂

…すまないね

野坂

ねえ、少し楽になったから、喋ってもいいかな?

ヒロト

嘘だったら蹴飛ばすぞ

野坂

ああ。

野坂

前回の…大人の一星充の件

ヒロト

あぁ、消えちまった奴だな。

野坂

僕、あの時のことを振り返ってみたんだ。あの世界線は、フリークがいじくったことによって一星充の存在があった。

野坂

フリークが手を出さなかった場合は…

ヒロト

光だけが生き残るんじゃねえのか?

野坂

いいや。あの時、博士の話では事故死の人数は3人だったんだ。

ヒロト

全員死んだ…それが本当の正しい世界線ってことか?

野坂

…僕、考えたんだ。こんなにもパラレルワールドが存在するんだから、全てをそろえることは不可能なんじゃないかって。

野坂

正しい世界線なんてものは、元から無いんじゃないかって。

野坂

…ふふっ、そんな嬉しそうな顔しないでよ。ヒロトくん。

ヒロト

は、はぁっ?!う、嬉しそうな顔なんかしてねえよ!!

野坂

…でもこれだって仮説だ。

ヒロト

野坂

さっきはごめん。僕の言い方が悪かったよ。一星くんのことも…許してくれないかな?

ヒロト

…俺もだ。野坂はちゃんと仮説だって言ってた。なのに俺、なんか知らねーけど1人で勝手にキレちまった。

ヒロト

わりいな。

野坂

はは、これでおあいこだね。

ヒロト

ああ。

シグマ

ねぇ、フリーク。

フリーク

シグマ

ねえ…ねえったら!!

フリーク

…なに?

シグマ

さっきから私たちは一体どこへ向かっているんですの…?

フリーク

そんなの今聞かなくても、到着したらわかるんだから…ちょっと黙っててよ

シグマ

はあ…?

フリーク

今俺腹たってるからさ…喋りかけないで

フリーク

あームカつく。ほんっとにムカつく。試合がいい方向に進んだからって調子に乗りやがって。なに?何なのあいつら。異世界に行って調査?余計傷を負うだけなのに馬鹿みたい。フェイも気に食わない。何がサッカーを取り戻すだよ。お前ら大人が全部悪いのに俺が悪役みたいになってんのなんでだよ。ほんとに腹立つ。このままみんな木っ端微塵にしちゃいたいよ。

シグマ

シグマ

…少し、頭を冷やしたらいかが?

フリーク

なんだって?

シグマ

あなたといると気がおかしくなりそうですわ。隣でブツブツブツブツ。そんなに彼らが憎いならとっとと1人で倒しちゃえばいいのに。

フリーク

元はと言えばシグマちゃんが追い込まれてたのが悪いんだよ。

フリーク

ろくに選手の育成もできないなら、とっととこの戦いをおりるべきだね。

シグマ

私は今そんな話はしていませんわ。そのあなたの性格、どうにかしなさいよ!

フリーク

うっるさいなあ!!!!

フリーク

成果も出せないシグマちゃんが俺にとやかく言う資格ないだろ?!強くないなら俺はお前を必要としない!

シグマ

…フリーク、あなた…変わったのね。

フリーク

は?

シグマ

上下関係とか、強さとか、そんなの気にしない純粋な子だったのに。

フリーク

…何が言いたい

シグマ

この作戦に賛成した私も私よ。でもね、フェイ先生だってなにか事情がー

フリーク

あんなやつのことなんか知るかよ!!

フリーク

…この先に行くのは、また今度にしよう。

フリーク

気になるんだったら、チームから抜けないことだね。

フリーク

可愛いシグマちゃん。

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