この作品はいかがでしたか?
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ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
僕には昔の記憶が消えてしまったらしい。
さとみくんがそういっていた。
確かにずっと小学生、中学生の記憶がないことは自覚していた。
でも…
どうして君はそんなこと知ってるの……?
よく遊んでいた子がいた。
名前は✖✖✖。いつもその子のお気に入りのお花畑で遊んでいたんだ。
この花、お前みたいだよねって。いってくれたのも覚えている。
そのあと彼が何か僕に言ってくれたんだけど…それは覚えていない。
学校は違ったけどなぜだか一番遊んでた……のに。
耳に響く音を聞いたあと、✖✖✖を見なくなった。
名前は覚えてないのに存在は覚えているあの子。
あの子は結局誰なのかわからない。
僕の名前はころん。
さとみ
ころん
この人はさとみくん。
僕、さとみくんのこと好きなんだ笑
まぁかなわない恋だし。諦めてるんだけど…ね。
さとみくんが僕の家に来たんだけど……
その時、さとみくんが言ってたんだ。
さとみ
ころん
アルバムを見てたんだ。僕の中学校の。
そしたら、僕の覚えてない行事などの写真があって……
ころん
っていったらそんな言葉が返ってきたんだ。
なんでそんなこと知ってるの……?
まるで僕に何があったか知ってるみたいに………
ねぇ……
ころん
さとみ
驚いた顔をするさとみくん。
……でもなー僕も記憶ないからさぁ。
わからないんだよねww
ころん
ころん
さとみ
そのあともゲームをしていた……けど
あからさまにさとみくんは動揺していた。
久々に動画とらない日を作ったんだ。
たまには息抜き…ってね。
そしたら彼からLINEが来た。
さとみ
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
ころん
ころん
さとみ
ころん
ころん
さとみ
さとみ
ころん
ちょうどさとみくんが家から出てきて歩き出す………
ころん
なんか昔もこんなことあった……?
さとみ
ころん
歩きながら思った。
さとみくんはどこに向かってるんだろう……
さとみ
ころん
見覚えがある。
たくさんの青い花。
僕と誰かの笑い声……
ころん
さとみ
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
さとみ
あれ…僕この言葉……どこかで……
ころん
さとみ
なぜだか頭の中に昔の記憶が入ってきた。
とある学校帰りに。
さとみ
ころん
みたことのない人が話しかけてきた
知らない人だったし、仲良くしようとは思ってなかったけど
気が付いたらずっと一緒に遊んでいた。
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
ころん
ころん
毎日のように遊んでた僕にとってさとみくんは必要な存在になっていた。
さとみ
さとみ
彼は笑っていた。その時
さとみ
さとみ
さとみ
ころん
告白を受けたんだ。でも……
君といつも分かれる道路で
頭に響く車のブレーキ音が鳴って
気が付いたら君が轢かれそうな状況。
僕は君をとっさに抱きしめたんだ………
………
そっか…起きた時には……みんな泣いてた……でも君はいなくって……
その日からすべて忘れちゃってたんだ……
ころん
ころん
さとみ
あの子はさとみくんだったんだ。
だから僕の記憶のこと知ってたんだね………
さとみ
さとみ
ころん
さとみくんは泣いていた………
………そっか……僕…
あの時死んでたんだ……
その瞬間僕は何かに吸い込まれた。
君のとても申し訳なさそうな顔を見ながら。
俺はずっと後悔してた。
おじいちゃんのお葬式のために来た町でころんと出会った。
俺がもっとしっかりしていたらあんなことにならなかったのに…。
大人になった俺はころんのお墓に行った。
一緒にブルースターの花を添えて。
そしてころんの家の前に行った……そのとき
幽霊になったころんがいたんだ。
でも俺のこと覚えていないということは死んだときのこと忘れちゃってるんだろうな……
さとみ
ずっと言いたかった。
そのまま死んでしまった君には言えてなかった。
だから今日言おうと思っていたんだ。
あの日、見つけた君を連れて。
ずっと一緒に遊んでいたブルースターの花畑で。
また告白ができてよかった。
でもその告白をしたきり
君は何かに吸い込まれたかのようにいなくなってしまった。
さとみ
俺の足元では君によく似た花、ブルースターが
風に揺れていた。
来世では………『必ず君を幸せにする』……
さとみ→ころん
ブルースター
花言葉:幸せにする、君と一緒
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
この話は没笑
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
コメント
2件
えっと? 神ですか? ((馴れ馴れしくてすみません