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いつまでも 創作オメガバース

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いつまでも 創作オメガバース

1 - いつまでも 創作オメガバース

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2019年05月11日

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完全創作オメガバースです

苦手な方は回れ右ですよ...!

結構描写もあるかも(キツくはない)

~登場人物~

ドラーク(主人公) と レナート 二人だけです!!

※二人は付き合ってます※

それではどうぞ!

二人の住居にて

レナート

怖い夢、みてさ

弱々しくしがみつく彼は、どこにも行かないでと 約束をねだるキスを背中に降らせる。 俺が答えずにいると、お前は口を首筋に這わせ、 獣のようにおれだけのものだと印を刻んでいく。 唇を首に押し当てる間にお前の髪から香る おれと同じシャンプーの香りはとても心地よく、 いつもこの身をお前に委ねてしまうのだ。

レナート

っん...ねぇどらぁく.....

ドラーク

ん?なに?

レナート

もしもさ、おれが明日から居なくなる...って
言ったら...どうする?

ドラーク

どうするもなにも、止める他に
ないだろーが。それか、俺も一緒に行く

レナート

そっか。...へへ、そうだよな

ドラーク

レナート?.....何かあった?

レナート

んーん、何でもない

妙によそよそしい恋人の様子を特に気にするわけでもなく、 俺達はことを進めた。

--どのくらい経っただろうか。 何回目かの絶頂を迎えた俺らは、そのまま 力尽きたように横へ転がり込んだ。

レナート

どらぁく、よかった?

ドラーク

うん。よかったよ、レナート

レナート

...おれも。.....ねぇ、おれ眠くなってきた。
ドラーク、身体痛くねぇ?
風呂、どうする?

ドラーク

俺も眠い。痛くないよ。
お前こそ、腹気持ち悪くない?

レナート

大丈夫。じゃあ、おやすみ。
.......これからも、なにがあっても。
....好きだから

ドラーク

?俺も、好きだよ。
おやすみ、レナート

レナート

おやすみ

そう言って抱き着いて眠りについた恋人の涙に、 俺は気づいてやることができなかった。

朝、いつもの目覚まし時計のアラームで目が覚めた。 隣に昨日までの温もりはない。 風呂にでも入ってるんでしょ、そう思ってけだるい身体を起こすと そこには驚くべき光景が広がっていた。

レナートの私物という私物が、何一つ無いのだ。

すぐに各部屋を回ったが、私物は 綺麗さっぱりなくなってしまっていた。 レナート、と愛しい恋人の名前を呼んでみても 広い部屋に無駄に響いて消えていく。

同僚に連絡をとろうとスマホの画面を開くと、 稀にも見ない程の長さの音声メッセージが入っていた。

~音声メッセージ~

レナート

ドラーク。
急にいなくなってびっくりしたよな。


ごめん


...言うタイミング、逃してさ
おれ、実は暫く遠いところで暮らすことになった。
いつ帰ってこれるか...っていうか、帰れるかすらもわかんなくて。

だから、辛くなるから...このメッセージ言い終わったら、お前の電話番号とか、LINEとか、全部.....消そうって、
思ってる。
自分勝手だよな、ごめん...。

ドラークと一緒にいた時間は、すっげぇ楽しくて、毎日がこれでいいのかってくらい幸せだった。
............お前も同じだったらうれしい。

おれ、お前に一つお願いがあるんだ。
場所が離れてても、連絡取れなくなっても....おれはずっと、ドラークのこと好きだから。愛してる、だからさ、せめて...せめて、おれのこと、忘れないで欲しい。
いつか、必ず。絶対、戻って来るから...!




じゃあ.....元気でな!!

嗚咽や啜り泣く声が入った、別れを告げるメッセージだった。 それでも、最後は強がってレナートらしく。

俺は、床をみて自分自身が泣いていることに気づいた。

ドラーク

っは、くそ、......お前ってやつは。
いつか、きっと...戻ってこなかったら
承知しねぇからな...!

こうして、いつもの家で 俺一人の生活が始まった。

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