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完全創作オメガバースです
苦手な方は回れ右ですよ...!
結構描写もあるかも(キツくはない)
~登場人物~
ドラーク(主人公) と レナート 二人だけです!!
※二人は付き合ってます※
それではどうぞ!
二人の住居にて
レナート
弱々しくしがみつく彼は、どこにも行かないでと 約束をねだるキスを背中に降らせる。 俺が答えずにいると、お前は口を首筋に這わせ、 獣のようにおれだけのものだと印を刻んでいく。 唇を首に押し当てる間にお前の髪から香る おれと同じシャンプーの香りはとても心地よく、 いつもこの身をお前に委ねてしまうのだ。
レナート
ドラーク
レナート
ドラーク
レナート
ドラーク
レナート
妙によそよそしい恋人の様子を特に気にするわけでもなく、 俺達はことを進めた。
--どのくらい経っただろうか。 何回目かの絶頂を迎えた俺らは、そのまま 力尽きたように横へ転がり込んだ。
レナート
ドラーク
レナート
ドラーク
レナート
ドラーク
レナート
そう言って抱き着いて眠りについた恋人の涙に、 俺は気づいてやることができなかった。
朝、いつもの目覚まし時計のアラームで目が覚めた。 隣に昨日までの温もりはない。 風呂にでも入ってるんでしょ、そう思ってけだるい身体を起こすと そこには驚くべき光景が広がっていた。
レナートの私物という私物が、何一つ無いのだ。
すぐに各部屋を回ったが、私物は 綺麗さっぱりなくなってしまっていた。 レナート、と愛しい恋人の名前を呼んでみても 広い部屋に無駄に響いて消えていく。
同僚に連絡をとろうとスマホの画面を開くと、 稀にも見ない程の長さの音声メッセージが入っていた。
~音声メッセージ~
レナート
嗚咽や啜り泣く声が入った、別れを告げるメッセージだった。 それでも、最後は強がってレナートらしく。
俺は、床をみて自分自身が泣いていることに気づいた。
ドラーク
こうして、いつもの家で 俺一人の生活が始まった。