僕 、屋上で靴を
脱ぎかけた時に
泣いている、先客に
声を掛けてしまった
口をついて
出ただけ
ほんとはどうでも
よかった
先を越されるのが
何となく癪だった
泣いてる子は語る
どっかで聞いたようなこと
運命の人だった
欲しいものが
ってオレンジ髪の子は 消えてった
ばたんっ
さぁ今日こそはと靴を
脱ぎかけたら
そこに
背の低い男の子
また声を掛けてしまった
背の低い子は語る
クラスでの孤独を
無視されて
奪われて
って
ぼこっ!!
それでも
と泣いて 背の低い子は消えてえった
ばたんっ
そうやって何人かに
声をかけて
追い返して
僕自身の痛みは誰にも
初めて見つけたんだ
似たような悩みの子
何人目かに会ったんだ
桃色のカーディガンの子
ぼこっ、ごんっ!!
増え続ける痣を
といった
口をついて出ただけ
ぼこっ!!
ほんたはどうでもよかった
思ってもいないこと
でも声を掛けてしまった
あぁ、どうしよう
この子は止められない
僕には止める資格がない…
って桃色のカーディガンの子は
消えていった
ばたんっ
今日こそは誰もいない
僕1人だけ
誰にも邪魔されない
カーディガンは、脱いで
涙を拭いて
ばんっ!!
てくてく
嘘だと思っていた言葉達は
ほんとに実現してくれましたっ
コメント
12件
ブクマ失礼します🙇♀️
ぶくしつ!
感動した😭