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臆病な君に、恋のエールを

第10話 - Episode 10

153

2023年04月16日

#krpt

#ゆあえと

いしろ

こんばんは主です！！

いしろ

ちょっとごめんなさい立て続けに何度も

いしろ

簡潔に済ませると、

いしろ

まず、るなさんのプロフ紹介！

るな

・氷羽(ひわ)るな(A)
-天然で素直な良い子
-何事にもポジティブ
-自称天才

いしろ

書くの忘れてたので…💦

いしろ

あと、今回からまたえとさん視点に戻ります

いしろ

視点が変わるシーンがありますが、そこはお構いなく…

いしろ

以上！！本編へ行ってらっしゃいませ！！！

※今回のは特に、主の妄想注意です！

えと

な……

えと

なんで……

えと

ゆあんくんの事、知ってるの…？

のあ

………

のあ

なんでって…

のあ

同じ学校でしたし…

のあ

それ以前に、クラスメイトでしたし…？

るな

良い人ですよね、るなも覚えてます！

えと

そうじゃなくてっ…！

えと

…ごめん、言い方が悪かった

えと

私が聞きたかったのは、

えと

どうして私とゆあんくんが一緒に居た事を知ってるのか…ってこと

えと

ほら、私は当時授業ばっくれて中庭にひきこもってたし…

えと

あいつとは、それ以外の場所で会ったことなんか無かったし…

のあ

……あぁ、そっか

のあ

そういえばそうでしたね…

るな

のあさん何か知ってるんですか？

のあ

知ってるというか…知ってしまった、と言いますか…

えと

？

のあ

言いにくいんですけど…校舎の窓から見ちゃったんですよ

のあ

ちょうど、少し右を向けば二人の顔が良く見える角度で…

のあ

えとさんもゆあんくんも、仲良さそうだなって思ってたのを覚えてます

えと

…なる…ほど？

えと

(そんなあからさまに仲良くした日なんてあったか…？)

えと

…そうだったんだ…

えと

なんか、見られてたって思うとちょっと恥ずいねw

のあ

すみません、覗き見みたいな真似をしてしまって…💦

えと

あ、ううん、そこは良いの！

えと

全然気にしてない、か…ら……

るな

…？

るな

えとさん？

えと

………ちょっと待って

えと

校舎の窓って事は…

えと

他の人にも見られてる可能性がある…よね…？

のあ

あ、はい、そうですね

のあ

その時は確か、大幅な合同授業か何かで、講堂に集まってたので…

のあ

そうなると…

のあ

じゃぱぱさん、なおきりさん、ヒロさん、うりさん

のあ

…辺りは全員知ってるんじゃないですかね？

えと

いや思ったより知ってる奴ら居るな！？

えと

そんなに寄ってたかって私らのこと観察してたの！？

のあ

言い方w

のあ

でも、最初に気付いたのはじゃぱぱさんですよ

のあ

そこから芋づる式に知れ渡ってしまって…

えと

…あぁ…あいつな…

るな

……容易に想像できますね…

のあ

wwww

のあ

あっ、勿論、からぴちメンバーの中だけですよ！

のあ

他の生徒のほとんどは知らない筈です…！

えと

……まじか

えと

ん〜……そっかぁ……

えと

でも、いうて私達あそこで会ってたの2日だけだけど…

えと

そんなに仲良さそうに見えた？

のあ

うーん、そうですねぇ

のあ

少なくとも私にはそう見えたので…

のあ

えとさんの好きな人って言われると、一番にゆあんくんが思い浮かびますね

えと

あーね、なんとなく理解したわ

えと

…確かに、ゆあんくんには助けられたよ

えと

のあさんと友達になれたのもあいつのおかげだし

えと

でも、恋愛感情は別に無いかなぁ

えと

それに今は色々、勉強とかで忙しいしさ

のあ

それは言えてるかもです…

のあ

私も英語の成績上がるように頑張らないと…

るな

……でも、

るな

この間ばったり会ったんですよね？

るな

連絡先とか交換しなかったんですか？

えと

ごめん、なんて？

のあ

えっ何ですかそれ、初耳です

のあ

えとさんそこ詳しく✨

えと

…………

えと

いやいやいや、おかしいでしょ

えと

さっきからやたらと私とゆあんくんの話題が上がってくるけど、

えと

何で無駄に詳しいの……！しかも今度はるなさん…！？

えと

誰に聞いて……ま、まさか、

えと

見てた…！？

るな

違いますよっ！見てませんw！

るな

なおきりさんが教えてくれたんです…！

えと

あの野郎

えと

(余計に誤解を生むような事言いやがって…！)

えと

会ったのは事実だけど、その時はゆあんくんだって分からなかったから…！

えと

……っていうか、

えと

その原理で行くとるなさんだって怪しくなるじゃん！？

るな

ぇえ！？私ですか！？

えと

いつもなおきりさんと居るよね、高校に上がってから…

えと

合同の時はよくペア組んでるし、

えと

休み時間に話してるとこ良く見かけるし…！

るな

え〜…

るな

なおきりさんは別に…

るな

面白くて話しやすい、良い先輩友達だと思ってますよ…？

えと

ほらぁ、やっぱり

えと

一緒に居るだけで相手のこと好きかどうかなんて、

えと

分かんないって…

のあ

そう、ですね

のあ

私、先走りすぎましたね…w

のあ

(…………)

のあ

(……でも、えとさんの場合は……)

のあ

(ゆあんくんに頭撫でられてたからなぁ……)

のあ

(…ま、今は言わないでおきましょうか)

のあ

やっぱり、楽しいですね…恋バナっていうのは

るな

…ふふ、ですねぇ

えと

皆んなのかわいい一面が見れるしね〜

えと

…と、いう事で！

えと

今のところ好きな人が居るのはのあさんだけなので〜…

るな

色々聞いてもよろしいでしょうか？( *¯ ꒳¯*)

のあ

結局それですか…？//

のあ

大した事話せませんて…

えと

何でも良いんだよ！

えと

例えば…じゃっぴのどこが好きか、とか

るな

好きになったきっかけとか！

のあ

！？

のあ

ぜっっっったい話しませんから！！////

えと

wwwww

るな

ーーー、

るな

…ーーー？ーー！

えと

ーー、ーーーw？

のあ

ーーー！！！

…………

ー？？？ー

シヴァ

…………

シヴァ

…〜♪

ガチャ、

???

下手な歌だなぁ、

シヴァ

！

???

もうちょい音程合わせれるでしょ

シヴァ

……余計なお世話

シヴァ

小声で歌ったら誰でもこうなるだろ

シヴァ

……うり

うり

よ、お久しぶり

うり

やっぱり此処に居た…

うり

シヴァさん好きだよね、夜のアパートの屋上

シヴァ

…お互い様

シヴァ

うりだって、俺と似たり寄ったりだよ

うり

ぁは、言えてる

うり

…隣良い？

シヴァ

(何を今更……)

シヴァ

……良いんじゃない

うり

さんきゅー

そう言ってうりは俺の隣に腰掛け、徐にヘッドホンを取り出す。

シヴァ

……なんだ、うりもやめてなかったんだ

うり

えw？何でやめたと思ったんw？

シヴァ

いや…最近、全然来なかったから

うり

普通に忙しくもなるって

うり

あなたと違って俺は高2なんでね

シヴァ

言われてみれば、一番忙しい時期ではあるよなw

うり

だろ？

うり

…来たくなかった訳じゃ、ない

シヴァ

…………

この話を続けるのはなんだかまずい気がして、俺は無難にだんまりを決め込んだ。

うり

…………

沈黙を破ったのは、うりの方だった。

うり

…曲名、教えて。

うり

俺も同じの聞く

シヴァ

え？自分のプレイリストは？

うり

なんか…気分じゃない

シヴァ

………

シヴァ

素直に飽きたって言えば良いのに

うり

ぅ、うっさいな

うり

飽き性なの気にしてんだよ…一応

シヴァ

はいはいw

シヴァ

良いよ、リスト丸ごと送るから

うり

おぉ、助かる

うり

………

うり

…やっぱさ、

シヴァ

んー？

うり

イヤホン片方貸してくんない

シヴァ

…はぁ？

うり

いや、ガチで引いてんなよw

シヴァ

そりゃそうだろ

シヴァ

何で俺がお前とそんな、カップルみたいな事しなきゃいけないんだよ

シヴァ

しかもうり自分のヘッドホン持ってるし

うり

いーじゃん、シェアハピだよシェアハピ

うり

片っぽもーらい

シヴァ

あっ、ちょ…

うり

適当な曲流すね

シヴァ

……はぁ、

シヴァ

お好きにどーぞ…

暫くすると、聞き覚えのある曲が片耳から流れ込んできた。

♪

『何も浮かばないから一人きり』

『なんとなく外へ歩いている』

『正解をまた探して今日も露のように揺られていた』

『なんで？どこへ？言われたってさ』

『何もわからないのにな』

『少し辛くなって座り込んだ、夜のメランコリー』

♪

シヴァ

…………

シヴァ

…お前、また何か辛い事あったろ

うり

えぇ〜、それ聞くか？

シヴァ

別に、話せとは言わんけども

シヴァ

…あからさますぎるんだよな、曲の選び方が

うり

良いじゃんかよ、それで楽になれるならさ

シヴァ

……まあ、そうなんだけど

シヴァ

………

シヴァ

(…これでも一応、心配してるんだからな)

シヴァ

(俺と違って、うりは『ちゃんと』苦しんでるから…)

シヴァ

(…………)

シヴァ

(こうやって何でもない様に振る舞い続けて、)

いつか、壊れてしまわないだろうか

シヴァ

…あんま、抱え込むなよ……(ﾎﾞｿｯ

うり

…？

うり

なんか言った？

シヴァ

…いや。何でもない

うり

ふぅん、そう

うり

……

うり

……あのさ、

シヴァ

何？

うり

シヴァさんは…そのままで居てよね

シヴァ

…！

シヴァ

……ふっ、w

シヴァ

それ、かなり無茶振りだけど。大丈夫？

うり

これくらいは我儘言わせてくれよ

うり

…可愛い友達の頼みだと思ってさ

シヴァ

分かってるよ…

シヴァ

大丈夫…そう簡単には変わらないって

うり

………おう

うり

…約束な……

-to be continued-

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