兄弟ぱろ

あんぷ 兄弟ぱろ

⚠ 年齢操作 , 幼児化有 兄弟設定

話によって兄弟の順番 ・ 親の有無 ・ 年齢変わります

実年齢順 長男 mz ‘ 高二 次男 ak ‘ 高一 三男 kty ‘ 高一 双子 ( 兄 ) pr ‘ 6才 双子 ( 弟 ) at ‘ 6才 末っ子 tg ‘ 2才

以上ご理解頂ける方のみお進み下さい

事の発端は 1 時間前

そういってしゃがみこむ兄達 。

どうやらみんな , 俺たちのおるすばんが不安らしい 。

まだおぼつかない足取りの弟の手を引いて座らせれば , キャッキャと笑い声が聞こえてくる 。

そういって , 家の棚にある固定電話を指さす兄 。

生まれたのが数分違いと言えど , やはりたくましい兄の背中 。

俺よりも少し高いガッツポーズを見上げた後 , 再度兄に向き直る 。

少し乱雑に , 慣れていない手つきで俺の頭を撫でてくる 。

でも , 俺はそれが大好きだった 。

暖かく , 俺よりも遥かに大きいその手が 。

そして冒頭の数分前に戻る 。

口元に垂れたそれを , 首に掛けたよだれ掛けで拭ってやる 。

と , またくふくふと笑い始めた 。

が , なにやらぷりが静かだ 。

普段のぷりからあまり感じられない其れに , なんだか嫌な予感がしてぷりの方をみやる 。

冷蔵庫に入れられた何かを取るように , 探るように背伸びをしている兄の姿が 。

短い針が 3 を , 長い針は 1 を少し過ぎたあたりを指している 。

リビング , キッチン , 洗面所 , 風呂場 。

一階はもう全て見回って , 廊下を抜けた先の玄関まで探しに来た 。

靴が二足しかない 。

よく見てみれば , 扉が半開きになっている 。

兄と色違いの靴を握りしめ , マジックテープをびりびりはがす 。

まだ慣れない新しい靴を足にはめ , 半開きの扉から外に出た 。

まだ3才にも満たないちぐは , そう遠くへは行けないはず 。

いつもの散歩ルートを辿って探してみる事にした 。

なにやら笑い声のする方に向かえば , 砂場で砂だらけのちぐの姿が 。

ずしゃ っ 。

ちぐの方に駆けようとすれば , 身体のバランスが取れなくて転けてしまった 。

そう , 双子の兄とお揃いで買ったばかりの新しい靴 。

履きなれていないそれで走ろうとしても , 上手くは行かない訳で 。

傷口がズキズキと痛む 。

砂だらけの傷を改めて見れば , あまりにも痛々しい見た目をしていた 。

時計を見ると , 長い針が 6 , 短い針が 3 と 4 の間に有る 。

まぜにぃが帰ってくる時間だ 。

リビングに入った途端 , 兄達が駆け寄ってくる 。

怒られる事を覚悟していたからか , 思っていなかった兄達の言動に暫しかたまる 。

数十分前の記憶を辿ってみれば , 一つ心当たりが 。

頭が痛い ,　とでも言うように頭を抱え込むまぜにい 。

そんなまぜにいにちぐが駆け寄って , たい ? と聞く 。

再度頭を抱え込む兄に , 思わず吹き出してしまう 。

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