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イチゴ園

第5話 - 💗

2022年06月05日

#🍓👑

#発達障害

milk

第５話

milk

💗

咲

俺がここに来たのは、

咲

9歳の冬...母親が俺を捨てた

咲

俺は双子だった、

咲

あの日までは

看護師さん

もう少しです、頑張ってください

💗母

ーーーーーーー！

💗母

ーーーーーーー！

看護師さん

あっ、生まれました！

看護師さん

双子ちゃんです

💗母

はぁ、はぁ...頑張った

退院後

💗母

だいぶ大きくなったね

💗父

よく育ったね

💗妹

たっ

💗母

可愛いね

💗父

そういえば💗はずっと寝てるな

💗母

そうなの、生活に必要なとき以外寝ているんだよ

💗父

まぁ、マイペースな子なんだろうな

この時この人たちはなにも分かっていなかった

俺が話せないかもしれない障害だなんて

💗母

Happy birthday to you ーーーー

💗父

Happy birthday to youーーーー

💗妹

たい！たい！

💗母

もうこの子達も３歳か

💗父

早いね！

💗母

そうね......

💗父

どうしたんだ、めでたい日だぞ

💗母

そうなんだけど...

💗父

💗のことか......

💗母

えぇ

💗父

そうだ、病院にいってみないか？

💗母

っ!?

💗父

双子でこれだけ差があるのはおかしいだろ！

💗母

そうね

お医者さん

💗さんーー

💗母

あ..あの？息子は？

お医者さん

あぁ、検査の結果ですが...自閉症で間違いないと思います

💗母

自閉症!?

お医者さん

はい、双子ですし児童保護施設に預けることをおすすめします

💗母

ど、どうしてですか？

お医者さん

息子さんはこのまま一生話すことはないかもしれません

💗母

っ！

💗母

考えます

💗母

💗が障害⁉️

💗母

一生話せない⁉️

💗母

そ...そんな

ﾌﾟﾙﾙﾙ

💗父

はい

💗母

落ち着いて聞いてねーーーーーーーーーーー

💗父

っ!?

💗父

う...嘘だ...嘘だ

💗父

そんな

💗母

お医者さんには児童保護施設に預けることをおすすめされたけど

💗母

私は育てるつもりよ

💗父

俺も考えは同じだ

💗父

でも、自分のこともしっかり考えような

💗父

無理のない程度に！

四年後

💗妹

お兄ちゃん！入学式だよ❗

咲

............

💗妹

お母さんーー

💗母

はいはい..こら💗！ちゃんとへんじはしなさい

💗母

入学式、いかないの？

咲

ｺｸ

💗母

はぁ...ほんとに、もう二人でいってくるよ

咲

行ったか...

咲

今日も俺は空を見上げる

咲

同じようでなにも同じじゃない

咲

この時間が一番好きだ

咲

たぶんこのままだと俺は確実に捨てられる

咲

うまく捨てられると同時に拾ってもらえないか

咲

俺は誕生日にかってもらったノートパソコンを開いた

咲

🔎児童発達施設

咲

あるわけないか......❗

咲

あった......

咲

イチゴ園？

咲

その後も俺はこれについて調べた

咲

それから俺は"イチゴ園''についてたくさんの検索をかけた

咲

そして九歳のとき俺の母親がおかしくなった

咲

俺の検索履歴を見たのだろう

咲

いかにも俺をそこに行かせたいかのような振る舞い

💗母

ね、ねぇ💗今度散歩にいかない？

咲

…………

💗母

き‥来てくれるわよね

咲

………

咲

そこから母はよく俺を外に連れ出すようになった

咲

事件はその年の冬

咲

散歩をした日に起こった

💗母

ﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

咲

………………

その日、母は俺にリュックを背負わせた

💗母

っ‥よしここだ

💗母

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀ

咲

！？

咲

薄々感づいていたが

咲

ここまでするとは

咲

とりあえずリュックの中身を確認するか

咲

ん？メモ？

💗母

母さんからの最後のメッセージです

💗母

母さんはもうおまえを育てる自信がありません

💗母

そこから少し歩いたところにあるイチゴ園という所に行きなさい

💗母

もう契約はしています

💗母

最後に生まれてきてくれてありがとう

咲

普通こういうことを聞くと泣くのだろう

咲

その時、俺は泣くことすらできない自分に惨めさを感じた

咲

い‥行くか

咲

こ…ここか

咲

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

ゆう

はーい、って…え！

ゆう

新入りの子だね

ゆう

入って入って

咲

………………

ゆう

んー、あと３人いるんだけど寝てるんだ

ゆう

君の部屋はここね

咲

ｺｸｯ

陽

どしたｎ…………………

ゆう

あっ‥新しい子だよ

陽

そ‥っか……よろ……しく

陽

おれ‥よ…う

咲

？

ゆう

こいつは場面緘黙症なんだ

ゆう

緊張しちゃって

ゆう

もうひとりの子はね、鬱病なんだよ

ゆう

君はひとりじゃないんだよ

咲

っ‥俺が欲しかった言葉この子が全て持っていた

咲

ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ

ゆう

あ‥ごめんね

咲

いや、違うんだ

ゆう

初めて声を聞いた！

咲

おれ、お母さんにひどいことした

ゆう

そんなに自分を責めるなって

ゆう

そんな罪今からなら償える

ゆう

お母さんがくれた最後の選択肢だろ？

咲

うっ…うん

咲

それから俺は夢に向かって進んでいる

咲

俺の夢は学校の先生だ

咲

俺の母は昔教師をしていたそうだ

咲

まだ母を忘れることはできない多分これからもだろう

咲

障害の俺ができっこない？

咲

なめるなよ、なってやる立派な教師に

頑張ってね

milk

２週間くらいかけて書いた

milk

お疲れ様でした

milk

また次回

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milk

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