一目惚れ

しょうちゃんと仲直りして何も起きずもう卒業まで7日になってしまった

ないちゃんは3年生あと7日で卒業をする

でも、ないちゃんも彼女がいるから、僕が邪魔をしちゃいけないし

残り6日になった

ないちゃんとは相変わらず喋れて居ない

ないちゃんは勉強もあるしね

僕は思いを伝えられなかった、ただの意気地無し

ないちゃんが卒業するまで残り5日

急にピンポンがなった

がちゃ

見慣れた姿

僕の大好きな人

わざと突き放す

心が痛い

嘘、全部嘘だよ、悪いのはないちゃんじゃない

お願いだから、これ以上ないちゃんを築けたくないから、お願いだから早く帰って…

全部僕が悪いんだよ…

ばたん

ねぇ、ないちゃん好きだよ

あの日は本当にやっちゃったと思ってる

僕はどうしてあんな言い方をしたんだろう

後悔が頭をぐらぐら駆け巡る

ないちゃんと過ごせるのはもうあと数日しか残っていないのに

あんな言い方したからそろそろ嫌われたかな

前にも、同じような事があったないちゃんは優しいからまた話しかけに来てくれた

それを僕は突き放した

ないちゃんと会えなくなくなるのはあと4日

もっと他の言い方があったはず

昨日のないちゃん、凄く悲しそうな顔をしていた

僕が、僕があの顔をさせたのに、なんで僕が後悔なんか…

それに、なにか言いたげだった

さいご、扉を閉める前ないちゃんが何かを言いかけていた

おれ、！ってなんだろう、付き合ったからもうしゃべりかけないでとかかな

本当はずっと話したくなかったとか、？

色々思いついちゃって、しかも全部ネガティブな事ばっかり

僕は昔から女子に間違われることが多い

そんなに僕と話してたら彼女の人に誤解されちゃうよないちゃん

僕みたいな人に期待されちゃうよ

ないちゃんは人気で、みんな大好きなんだから

何となく今日は学校を休んだ

行きたくなかったから、ただのずる休み

ないちゃんが卒業するのはあと3日

行ってもどうせ会えないし、話せないし行く意味無いなと思ってしまった

明日も休んじゃおうかなって

最後の日には会おうかな

いや逆に会いたくないかもな

ないちちゃんは僕の事を友達としか思ってない

ないちゃんが僕の事を忘れても僕はないちゃんを忘れないよ

大好きだよないちゃん

本人には絶対言えない

言えたとしても僕は逃げちゃうかもね

残り2日

流石に今日は休めないなと思って学校に来た

しょうちゃんもいつの間にかないちゃん呼びになっていた

嘘では無いよね

今日は少し遅くなってしまった

放課後1人で勉強をしようとしたら

先生に見つかって長々と話された

明日は1人でやりたいな

段々とないちゃんと会えなくなるカウントダウンが少なくなる

それを実感する、とても怖いような悲しいような

僕はいつまでも意気地無し

とうとう残り1日になってしまった

廊下を通る度に歓声が聞こえる

ないちゃん、本当に人気だな

教室まで聞こえてくる、階数も違うのに

もう僕のクラスはみんな帰ってしまった

先生もしょうちゃんも居ない

1人で勉強をする、それでしか誤魔化せない気がした

最後に、嘘でも冗談でも、友達としてでもいいから‪”‬好き‪”‬って言われたかったな

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気にしないように集中してたらいつの間にか夕方になっていた

廊下の歓声はもう聞こえない

そろそろ僕も帰らないと門を閉まられてしまうかもしれないから

早く帰ろう

今すぐないちゃんに会いたい

好きなんて言われなくてもいい、ただ話したい

ないちゃんと話すととても安心する心が穏やかになる

卒業は素直におめでたい、でも寂しさも悲しさも、恋心も、それを上回る

明日が卒業の日

流石に話に行こうかななんて

自分勝手だよね