主
日向
影山
ケンマ
クロは不審者を気絶させて警察に 引き渡した
この体育館は警察が来る前に 木兎さんたちが直してくれた
だから一応この騒ぎはバレなかった
でも、あの後から日向と影山は起きる 気配がない
日向は死んだように眠るし、 影山は頭が痛むのか、唸ってる
俺は回復させ終わったから…… もう何もしてあげれないから、 ただ見てあげる事しかできなくて
俺が弱いってのを知らされた感じがして
一瞬だけ………
一瞬だけ
日向を、
日向と影山を…
妬ましく思ってしまった
俺は日向が戦ってる間、 クロにおぶられて見てるだけだった
やっぱり戦ってる姿はクロよりも、 誰よりもかっこよくて、
何か勇者と魔王が戦ってるような感じで見てるのが楽しかった
でも、それは俺がプレーしてる訳じゃない
俺の強さじゃない
俺の力をつけるのはゲーム攻略の うん倍難しいから
ちょっと諦めてた
でも不審者が来た時赤葦さんに向かって、影山はこう言ってた
「この強さは俺自身で磨いた、 だから大丈夫です」
ケンマ
ポタッ
ケンマ
ケンマ
クロ
ケンマ
クロ
ケンマ
クロ
クロ
クロ
クロ
クロ
ケンマ
クロ
ケンマ
クロ
ケンマ
クロ
ケンマ
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