クリスマス？

こんなに綺麗な顔で

優しくて

女心分かりすぎてて

完璧なのに

一途なんだ。

それはモテるよなぁって

改めて実感した

そう微笑む先輩は

言葉では言い表せないくらい美しい

ガチャ…

2人しかいない、放課後の教室で。

なに、俺のこと追い込んでるん、？

もうこんな余裕ないんに

そう言ってドアの方に向かうから

余裕のない俺は

腕を掴んで引き止める

ぎゅっと私の腕を掴んだままそう言う

あかん

今さら恥ずかしなってきた

絶対顔真っ赤や

目、見れへんし、。

ぎゅっ…

え、どゆことなん、？

え…、？

どんだけかわええん俺の幼なじみ

どんだけ好きにさせるん…、

目に涙を滲ませて

あの優しい笑顔を見せた

涙ぐみながら

私をぎゅっと抱きしめて

どんどん力を強める

ちゅっ…

そう言って俺の横を通り過ぎて

そのまま教室を出て行った

ほら

〇〇のかわいさにはいつもやられる

やられっぱなしやねん…

眉毛を垂らして、

また優しいあの顔をする。

その顔にまた

胸がぎゅっと締め付けられる

先輩、

今それ、

1番聞いちゃいけないやつです、。

ほんまずるいしださいわ

今さら言ったって

困らせてまうだけやのに。

あーあ、1番辛いわ、それ。

ガタンｯ

ちょっと先輩に惹かれてた時期は

正直あった。

でも、和也を見たらやっぱり

もう和也しか好きになれないや。

ガチャン…

俺ってあほやなぁ

もっとはよ伝えれば良かった…。

今さら手遅れな事を思う。

「好き」の2文字って、

どんな2文字よりも伝えづらいんよな

そこで少しの勇気を出すだけで

幸せになれたかもしらんのに。

なんだかいつもの和也って感じ

それはそれで、安心したけどね。笑

それから2人でご飯を食べて

映画を見て

お菓子パーティーして

あ、ジェンガもした。

久しぶりにこんなに楽しくて

あっという間にもう0時を回った

やば、

眠くなると甘えん坊になるところ

小さい頃から変わってないとはいえ

もう高校生やし

大人、やし、。

あんな可愛らしかった〇〇に

色気が…

きもいなぁ俺、とか思いながらも

どんどん考え込んでまう

そのままぎゅーって抱きしめる

気付いたら、和也が上にいた。

この体勢になるまで

そんなに時間はかからなかった

ちゅっ…

そうやって唇塞ぐの、

和也らしい。

やっぱり全部好きだ。

そうやって耳に囁かれると

体がぞわぞわした

舌を絡めてみれば

またそんな声をあげる

その後どんな夜を過ごしたかは……🤫