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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

はぁ、

最近不破さん帰るの遅いな

どうもこんにちは

甲斐田晴です。

不破さんは最近帰りが遅いんです

と言っても、不破さんの職業柄、遅くなるのは付き合う前からわかっていた

けれど、付き合い初めは帰りが早かった

でも、最近はなんだか、

朝帰りしてくることもある

まぁ、しょうがないよね、きっと仕事が忙しかったんだよ

絶対ッ違うよね、

不破さんは浮気なんかする人じゃないもん

だけど、毎日違う人の香水をつけて帰ってくる

いやいや!考えすぎだって甲斐田!

言ったじゃん。不破さんはホスト

姫を笑顔にすることが"一番"なんだから

はは

一番、か、、。

考えれば考えるほど、目の奥が熱くなる

ダメだ、考えるな

信じたくない

でも、不破さんを信じたい

どうか、違ってくれ

今何時だろ、、

AM4:00

はぁ、夜中じゃん。

いや朝か?もう寝よう

どうせ今日も不破さんは朝帰りだし

あーあ、せっかく不破さんのために不破さんが好きな料理作ったのに

冷めちゃった、。

僕は机の上に手紙とラップをかけた料理を並べて寝室へと行く

ボフッ

ふぅ、、

疲れたな、

布団に入ると僕はすぐに眠りについた

スースー

ガチャ🚪

不破

ただいまー

シーン

不破

寝とんのかな

不破

晴〜??

不破

、、いないんか。

俺はピアスとネックレスと指輪を外し、ネクタイを緩め、寝室に行った

ガチャ🚪

不破

晴、、

スースー

さっき寝たばっかなんかな。

布団がまだ少し冷たい

不破

よう寝とんな、

ん、、ふ、んん、、

これ以上起こしてはいけないと思い、部屋を出ようとした

グイッ

不破

、、晴?

ふ、ぁしゃん、、

ぉか、ぇりなさぃ、。

不破

やっぱり起こしてしまったかと罪悪感を抱き、晴の頭を撫でる

ん、ふへへ笑

もっと撫でてほしいかのように手に擦り寄ってきた

犬かよ

不破

ん、はぃ?

不破

俺、風呂入らなあかんから

そう言って晴の頭から手を離し、部屋を出る

ぁ、、

バタン🚪

だ、だめか、。

さっきもした。別の人の匂い。

正直言うとちょっと苦手な匂い

不破さんの匂いが少しもしない。

今日も、、姫達とたくさんイチャイチャしてきたのかな、、??

僕はッ、こんな思いしてるのに、?

抑えろ、抑えるんだ

今出したら、全てがダメになる

ん、、くッ、ふッぁ、、

涙を引っ込められるように、出さないように布団にしがみつき、顔を埋めて必死に殺す

いつの間にか寝てなのかな?

ん、、?

朝?

無意識に隣に手を伸ばす

だか、そこに温もりはない

シーツを掴み、目を瞑る

はぁ、、

起きるのがだるい、しんどい、

毎日がこんな生活なんだ。正直言って辛い

でもこんなこと言ったら、きっと、僕は飽きられてしまう

誰からも、だからこの思いは閉じ込める

奥に、奥底に、深く

そうすれば、僕は少しでも僕でいられる気がした。

最近、外に出てないな、、

気分転換に出てみようかな

よし

準備オッケー

出発!

ん、、眩しい

久しぶりに出たなぁ、

空気も美味しい

この時、僕は思いもしなかったんだ

まさか、

まさか、ね笑

ふんふふ~ん♩

なにしようかな!

お腹すいたし、お店でも入る?

そうと決まれば美味しいそうなお店を見つけよう

んー、どこがいいかなぁ、

キョロキョロ周りを見渡していると

結衣

湊~!

ん、?

みなと??

僕は振り返った

不破

結衣~!

結衣

ぎゅっ

不破

ぎゅっ

は?

振り返ってはいけなかった

でも、僕は振り返ってしまった

振り返らなければよかった

でももう遅い。

ふ、ゎ、さん??

不破

ッ、、⁉︎

不破

甲斐田、??

結衣

だれ~?この人

結衣

湊の"知り合い"?

その人ッ、、

不破

ぁ、ぁいや!これは違ッ

ぃ、やだ、。

違うッ、違うもんッ!

これはッ、これはぁッ、

だめだ。今の僕じゃダメだ

不破

甲斐田??あのなこれはッ

うるさいッ!!

結衣

ビクッ

結衣

ね、ねぇ?湊この人怖い、

そう言って不破さんの腕に抱きつく

気持ち悪い、そこのポジションは僕のなのに

他の人に取らせないでよ、、

耐えきれなくなった僕は、そこを逃げ出した

タッタッタッ

不破

ぁ!待てッ!!

不破も後を追いかける

結衣

ぇ?ちょッ!湊!!!

何か言ってたけど、そんなの気にしない

俺はお構いなしに晴を追った

今、捕まえなきゃ、ちゃんと俺が話をしなきゃ

全て、今までのこと全部。

はぁっ!はぁっ!

不破

待て!甲斐田!!

ッ、、来ないでよッ、

不破

話を聞いてくれ!!

だめ、どうせわかってる。

僕はお構いなしに走り続けた

あぁ、目がぼけてくる

なんで??ダメって言ったじゃん

冷たい雫が頬を伝う

前が何も見えない、視界がぼやける

音も何もかも聞こえない、聞こえるのは酷くうるさい心臓の高鳴る音と、自分の呼吸音だけ

はぁっ、はぁっ、

不破

甲斐田!待て!!

まだ追っかけてきてるよ

どんだけ体力あるんだよこの人

なんで、さっきから下の名前で呼んでくれないの?

"晴"って呼んでよ

その優しい声で、僕の名前を愛おしそうに呼んでよ

僕はもう、いらないんだ。

不破

はるッ!!!、

全てが一瞬の出来事だった

気づいたら僕は倒れていて、身体中が痛かった

ふ、ぁさん、、?

不破

晴ッ!!大丈夫かッ!

すぐさま倒れた僕のところへ駆け寄ってきてくれた

そんなところがまた好きなんだよ

ふッ、ぁさん、ごめッん、なッさぃ、、泣

甲斐田ッ悪いッ子だから、、

ふ、ぁさんのッ言うことッ、聞けッなかっッた

不破

ッ、、!!

甲斐田ねッ?ホントは全部知ってたの、

不破さん、甲斐田は全て知ってました。 でもあえて黙ってました。

不破さんと別れたくないから。 不破さんは僕だけのものだから

でも、不破さんは違うよね。 僕よりも大切な人がいるんだよね?

それでも、いいよ、

甲斐田はッ、2番目でも、3番目でも、何番目でもいいッ泣

だ、からぁッ泣不破さんの隣にッ

"いさせてくださいッ"

不破

ちがッ、ちがうんよ晴ッ

不破

晴ッ?俺はなぁ??

ふ、ゎさん??

不破の頬に手を添えて

だ、ぃすきッですッ泣ニコ

甲斐田の瞳は段々閉じ、不破の頬から手がすり抜ける

不破

晴ッ!!!!

ダメや、まだ死なんといてやッ

伝えなあかんことがあんねんッ

神様ッ、どうか晴を助けてくださいッ

おかえりなさい!

ちょっと悲しい系書いてみたかったの!

続きは

♡1000

おつゴ!

この作品はいかがでしたか?

1,636

コメント

4

ユーザー
ユーザー

待って私こういう系の物語(?)好きかもしれないということに気づいてしまった!!なんかありがとうございます?!

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