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ニキ

嫌だって言ったんですよ!

弐十

っ…!

ニキ

俺が好きなのは先輩です!
周りがどうとか普通はどうとか関係ない!

ニキ

俺は先輩じゃなきゃ嫌だ!
先輩だから好きになったのに、それを否定なんてさせない

ニキ

先輩は…?
俺のことどう思ってます?

ニキ

可愛い後輩?
それともしつこくてウザイやつ?

弐十

そ、れは…

通行人がチラチラ見ているのに気付く

弐十

と、とりあえずここじゃ
目立つから

ニキ

ぅわ!

そう言うと無意識に手を取り歩き出す

個室のある居酒屋に移動

ニキ

先輩俺の事どう思ってるんですか…?

弐十

はぁ…
可愛い後輩だと思うよ

弐十

指摘されても不貞腐れたりせずきちんと仕事仕上げてくるし、地頭いいのか言葉選びは的確だし

弐十

でもそれは後輩だからそう思うってだけ

弐十

それに俺もう恋愛しないって決めてるから

ニキ

なんでか聞いても…?

弐十

よくある話だよ
元彼にこっぴどく振られて捨てられた、ただそれだけ

ニキ

元彼って

弐十

そ、俺男と付き合ってたんだよ

ニキ

それなら俺でも…!

弐十

俺はもうあんな惨めな思いしたくないんだよ…w

そう言って泣き笑いみたいな顔をする

ニキ

っ…!
俺ならそんな思いさせない

ニキ

俺だったら!
先輩にそんな辛い思い絶対させない!

弐十

いや、だから俺は…

ニキ

だから先輩、俺の事嫌いじゃないなら付き合って

弐十

俺の話聞いてた?

ニキ

聞いてましたよ?
そのうえで言ってるんです

弐十

はぁ…
俺の後輩こんな馬鹿だったなんて

ニキ

馬鹿って…
俺は真剣です

弐十

ほんと馬鹿…(泣)

ニキ

え、ちょ…
先輩どうしたんですか…?

弐十

(トルテさんの言ってた通りじゃん…w)

ニキ

泣かないでくださいよ
そんなに嫌でした…?

弐十

ちが、違っくて…(泣)

ニキ

隣行っていいですか…?

弐十

…コクンッ

頷いたのを確認し隣に移動してくる そんなニキの肩に頭を乗せる

ニキ

えっ…?

弐十

なぁ、そんなに言うならさ
俺とキス…できる?

ニキ

え…?

酔って赤くなった頬に潤んだ瞳 自信がなく不安そうに揺れる眼差し

弐十

なぁ、どうなんだよ…

ニキ

それ、は…

弐十

(ほらな、言うだけなら簡単だ誰にだってできる)

弐十

はっ、ははっ…
冗談だよ…

弐十

(自分から言っといて傷つくとか…)

ニキ

っ…!

そう言って離れようとした瞬間胸ぐらを掴まれ 強引に口づけをされる

弐十

んぐっ…!?

ニキ

んっ…!
これで本気だって分かってくれました?

弐十

ばっ、おま…!///

一気に顔に熱が集まるのを感じ慌てて引き離す

弐十

(え、は…?///こいつマジでしやがった///)

ニキ

俺本気ですよ
本気で好きなんです

ニキ

お試しでいいです
だから俺と付き合ってくれませんか…?

怯えたような不安そうな顔でそう告げる彼 そんな彼の姿を見て思わず

弐十

ぷっ、あははっ
ついさっきまで強気だったのに急にそんなしおらしくすんなよ…w

弐十

(あーぁ、こんなの自覚するしかないじゃんw)

弐十

お前可愛いなw

ニキ

なっ!///

弐十

はーぁ、俺の負けだよ
…付き合おうか

ニキ

えっ…?

弐十

なに、いや?

ニキ

嬉しいですよ!?
でもなんで…

弐十

んっ…(チュッ)
こーゆー事、わかった?

ニキ

〜〜っ!///

弐十

で?
付き合うんでいいの?

ニキ

よろしくお願いします…///

あれからしばらく飲んだあと

弐十

どーぞ、あがってよ

ニキ

お、お邪魔します…

弐十

そんな緊張しなくてもw

ニキ

いや、だって…

弐十

ま、無理だよな
酒ならあるしもうちょい
飲む?

ニキ

は、はい…!

酒とつまみを準備しリビングへ戻ると

弐十

別に正座で待ってなくてもよかったのにw

ニキ

あ、いやつい…

弐十

いいから足崩しなよ
痺れちゃうよ?w

ニキ

そうします…w

それからも談笑しながら飲みいつの間にか そのまま寝てしまう

家に招いてから忙しいながらも何度かデートを重ね 仕事以外でもお互いのことを知る機会が増えた

弐十

今日は残業か…

キルシュトルテ

なぁ、最近どうなんだよ

弐十

なにが?

キルシュトルテ

ニキとのことに決まってるじゃん
お前ら付き合うことになったんだろ?

弐十

まぁ…
てか、俺言ったっけ?

キルシュトルテ

いや?
お前ら見てたらなんとなくそうかなって

弐十

そんな分かりやすい?

キルシュトルテ

何人かは気付いてるんじゃない?
付き合ってるとまでは思わないだろうけどw

弐十

ならいいや

キルシュトルテ

で、どうなんだよ
もうヤった?

弐十

こんなとこでする話しじゃないだろ…
いいからさっさと終わらせようぜ?

キルシュトルテ

いいだろ?
教えろよー

弐十

はいはい
それはまた今度な

キルシュトルテ

ちぇ、つまんねぇの

そんな話しをしているとスマホが鳴り 画面を確認する

弐十

ふっ…w

キルシュトルテ

なんだよ
急にニヤニヤしやがって

弐十

別になんも〜

メッセージの内容を思いながらのらりくらりと 煙に巻きつつ急ぎで仕事を終わらせる

弐十

(明日休みだしあいつの喜びそうなもの買って帰ろ)

メッセージはもちろん恋人から 帰ったあとのことを考え浮つく気持ちを抑えつつ 足早に帰宅し恋人との時間を満喫するのだった

ニキ

今回の話も短編とは言えなかったねw

弐十

細かく描きたいのがここの主だから仕方ないw

ニキ

だとしても俺諦め悪すぎじゃない?w

弐十

それは思ったw

ということで長々とお付き合い下さり ありがとうございました!

次のお話に行く前に1話分おまけを書くので 投稿まで暫くお待ちください❣️

ニキ

え、嫌な予感しかしないんだけど…

弐十

俺も思った…

あははは〜 ナ、ナンノコトカナァ……?

キャメロン

てか俺のではん少なかったよね?

キルシュトルテ

俺ちょいちょい出てたけど次はもっと出番くれ

弐十

キャメさんの役的に出番が少ないのは仕方ないw

キャメロン

もう少し出たかった…

ニキ

どんまいキャメw

それではまたおまけパートでお会いしましょう!

ニキ

まったね〜

弐十

出たらおまけも読んでねー

キルシュトルテ

おつかれー

キャメロン

またねー

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