テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

不審者

おい!良いかお前ら、
そこを動くなよッ!!

不審者

こいつがどうなっても
良いのかッ!?

、、、よし。一旦整理しよう

数分前

楓/カエデ

ふわぁ~( ˊ࿁ˋ ) ᐝ、、、
もうそろそろかな?(ボソッ)

ねむっ。あの先生ちょ〜つまんないんだよね 私、土田楓は数学が大の苦手で、 とても退屈してた。 もう終わるかな〜って思ってると、

悠佳/ユウカ

キャァアアアッ~~~!!?

突然、クラスメイトの悠佳ちゃんが 叫んだと思ったら、 私の首に鉄の塊、、、銃が当てられていたのだ 人生に1回も無いような光景だからか すごく冷静だ。 銃も身近に無さすぎてそんなに怖くない

咲奈/サナ

楓を離してッッ!

芽衣/メイ

ちょっ!?咲奈やめなってッ、、、

目の前で叫んでるのが公田咲奈で、 それを止めているのが藤澤芽衣。 2人とも私の親友だ。 咲奈に関しては怯えることなく 立ち向かっていて、すご〜と思ってる。

咲奈視点

授業中、突然入ってきた不審者は 1番後でドアに近い席の楓を人質に取った。 許さない。芽衣が止めていなければ、 私は不審者に殴りかかっていただろう。

不審者

おい!お前らこいつのトモダチか?

咲奈/サナ

だったら何だッ!

不審者

はっ笑 良いだろう。こいつを
解放してやる!

咲奈/サナ

芽衣/メイ

何言ってんだ?意味分かんねぇな

不審者

ただし!

不審者

お前ら2人で殺し合い、、どちらかが死んだらだッ!(ニヤ)

3人

はッ?

何て、、言った?殺し合い? 、、、私と芽衣は楓に普通とは違う感情を 抱いてる。どう頑張っても楓の“1番”には なれないから、親友としてずっと楓と 居るつもりだった、、、 嫌な考えが浮かんだ。死ねば楓に一生の トラウマ “思い出” を植え付けられる、、と。 私はそっと投げられたナイフを拾い 芽衣に向ける。 芽衣は、、、もう答えが出ているみたいだ。

芽衣視点

殺し合え。犯人はそう言ってナイフを投げてきた。 咲奈はまだ迷ってるみたい。 でも、私はもう決まったよ? あの子の1番になれないなら、、 トラウマ                 思い出に残るくらい許してくれるよね、、、? 咲奈に目配せをして、 私は軽くナイフを握った。

咲奈/サナ

、、ごめんッ

咲奈は小さくそう言った。 争っているようにしたから、まさか 元々どちらが死ぬか決めていたなんて 分かるはずがない。 目の前に赤い液体が広がり、 腹部が温かくなっていく。 楓がこっちに駆けつけてくれるのを 見ながら、私はゆっくり倒れる。

楓/カエデ

芽衣ッ!!きゅ、救急車!
早くッ!(泣)

咲奈/サナ

ッ、、、私、、

楓/カエデ

芽衣ッ!芽衣ッ!!もうちょっと頑張ってッ!!めいってばッッ!!(泣)

もう、、無理だよ、、、どこにも力が入んない、、、 あははっ死ぬってこんな感じなんだぁ笑 最後くらい楓の笑顔が見たかったなぁ、、、 でも、楓の腕の中で死ねるなら良っか、

咲奈/サナ

芽衣ッ!、、、(泣)

芽衣/メイ

、、さなッ、、、ごめん、ね、、、?さなは、、ッ、わるく、、ない、からッ、、、ね?

咲奈/サナ

ッ、ごめん(泣)

本当に良いんだよ咲奈、、、私から刺されに行ったんだから あぁ、、もう何も感じない、、、これが“死”

楓、、ずっと、、ずっとッ

芽衣/メイ

あいしてるよ、

芽衣/メイ

 

楓/カエデ

芽衣?ねぇ、返事してよッ!?
芽衣ッッッ!(泣)

咲奈/サナ

楓、、(ギュ)

あの日から1か月。 私達はずっとカウンセリングを受け続けていた。 学校にも行けなくて、最初は何も食べれなかったけど 辛いはずの咲奈が凄く寄り添ってくれて、 だんだん回復していった。 『一緒に生きよう』 咲奈は優しくそう言ってくれた。 咲奈も凄く辛いだろうに申し訳ない。 夏休みが明け、少しした9月下旬。 私も学校へ通えるようになった。 学校では咲奈と幼馴染の望月美桜が一緒に居てくれている。

葉月/ハヅキ

楓ちゃ〜ん!咲奈ちゃ〜ん!
望月さん来たよ!

楓/カエデ

!、ありがとっ!

楓/カエデ

美桜〜遅いよ〜?

美桜/ミオ

ごめんって〜!ホームルームが長引いちゃって!

咲奈/サナ

あの先生長いよね〜

美桜/ミオ

そうなのよぉ〜

楓/カエデ

とりあえず早く帰ろ〜!

咲奈/サナ

だね!

美桜/ミオ

ー・ーー・ー!

咲奈/サナ

ーー・ー・ー・ーー?

楓/カエデ

ーー・ー・ー!

美桜/ミオ

ー・ーー!!

咲奈/サナ

ーー笑

楓/カエデ

あ!ねぇ2人も〜今日こっちから帰らない?

咲奈/サナ

こっち?

楓/カエデ

前この道に猫が居ての!だから今日も居るかなぁ〜って

美桜/ミオ

猫!?✧*。

咲奈/サナ

行ってみよ〜!

楓/カエデ

ありがとっ!

美桜視点

美桜/ミオ

、、、

あの事件の時、私のクラスは移動教室で その場に居なかった。 あとから、楓のお母さんに聞いて 凄く驚いた。 楓が少しずつ回復していって本当に良かった。

咲奈/サナ

楓〜どんな猫だったの〜?

楓/カエデ

えっとね!黒くて少し太ってた!あと目は黄色で綺麗なんだよ〜

美桜/ミオ

どこかの飼い猫かな?

楓/カエデ

ん〜首輪は付いてなかったと思うけど、、、

咲奈/サナ

!楓!!(ドンッ)

楓/カエデ

えっ、、

不審者

ッ、、わぁあああッ〜!(逃)

美桜/ミオ

ッ、、、さ、さな?

咲奈/サナ

ッ、、(バタッ)

美桜/ミオ

ヒッ、、、

な、何よこれ、、、こんな事ある? 不幸体質にも程があるでしょッ!!

咲奈視点

咲奈/サナ

ヒューッヒューッ

熱っ、、、あぁあ、、結局私も死ぬのか、、、 芽衣ごめん、、で楓を守れたし良いよね、、、? ははっ笑 楓にはまた辛い思いをさせちゃうなぁ

楓/カエデ

咲奈ッ!何でッ何で咲奈までッッ!(泣)

美桜/ミオ

ッ、、、

ぁれ、、、そーいえば楓、芽衣の時も だったけど、、血とか平気なんだ、、、 普通は美桜みたいな反応だよね、? 私も怖かったし、、、

楓/カエデ

美桜ッ!救急車ッ!早くッッ!!

美桜/ミオ

ハッ!、、う、うん!

楓/カエデ

咲奈!大丈夫、、すぐ助け来るからッ!、ッ、、何で、、ごめん、、、
ごめんねッ(泣)

咲奈/サナ

だい、じょーぶ、、だよッ!
ゴホッゴホッ かえでは、、ぶじ、?

楓/カエデ

う、、うん!

咲奈/サナ

よかったぁ、、
かえ、で、、、あの、、ね、、、?

楓/カエデ

うん、?(泣)

咲奈/サナ

ッ、、、

あぁ、、、ヤバい、、意識が、、、、、 でもッ言わなきゃ、、、

咲奈/サナ

かえ、でッ

咲奈/サナ

あいしてるッ

楓/カエデ

!咲奈、、、うん、、、、、“知ってたよ”
(ボソッ)

咲奈/サナ

かえ、、で、、、?なにッ、いって、、、

救急隊

大丈夫ですか!?今お運び
します!立てますか?

楓/カエデ

は、、はい

美桜/ミオ

(コク)

―― 視点

美桜/ミオ

!、楓!(ダッ)

楓/カエデ

、!

美桜/ミオ

大丈夫?

楓/カエデ

、、、

美桜/ミオ

あの、さ、、、
さっき何て言ってたの?

楓/カエデ

、、咲奈が「あいしてる」って、、、芽衣も同じこと言ってたの、、、

美桜/ミオ

そっ、、か、、、

美桜/ミオ

楓少し休も?ずっとここに居るでしょ?

楓/カエデ

やだッ!!咲奈が苦しんでるのに私だけ休めないッ!

美桜/ミオ

ッ、、、分かった。私も一緒に居て良い?

楓/カエデ

うん、、、

医者

、、、(スッ)

楓/カエデ

!、咲奈は!?

医者

ッ、、最前は尽くしましたが、、、

楓/カエデ

ぇ、、、さ、な、、、ッ?(泣)

美桜/ミオ

ッ、、、うッ(泣)

「「 うわぁッ~~~(泣)」」

美桜/ミオ

うッ、、うぅ、、、ひぐッ、、うッ(泣)

楓/カエデ

、、、

美桜/ミオ

かえ、、で?

楓/カエデ

、、、咲奈も、芽衣も、、、何で
言ってくれなかったの、、、?

楓/カエデ

言ってくれたら良かったのに、、、そしたらッ、、あんな奴に“殺させなかった”のに、、、ッ

美桜/ミオ

ころさせ、なかった、、、?
ど、どういう事?

楓/カエデ

私、知ってたの、、、2人が私に
他と違う感情を持ってることに、、、

楓/カエデ

でも、いつか言ってくれる、、、
って思って聞かなかった、、、

美桜/ミオ

!そうか、、、だから2人は楓を
守ろうと!

楓/カエデ

違うよ?

楓/カエデ

   トラウマ
私に思い出として自分を残そうとしてたの。

美桜/ミオ

え、、、?

楓/カエデ

でもさ、、、バカだよね、、、、、
思い出なんてどんどん無く
なっていく。

楓/カエデ

それなら、その思いがある
内に、、、自分から目を背ける
前に、、、

楓/カエデ

殺しておくべきなのよ。

美桜/ミオ

はッ、、、なに、、言ってるの、?

楓/カエデ

クスッ笑 私が2人が死ぬように
仕向けたの!

楓/カエデ

だって私は芽衣と咲奈を、、、

コロシタイ

“愛してる”

楓/カエデ

んだもん!!

この作品はいかがでしたか?

58

コメント

2

ユーザー

うぉぉ…怖ぁ… これがいわゆるヤンデレとかメンヘラとかいうものなのか…? (ヤンデレとメンヘラの区別ついてないですごめんなさい)

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚