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主
主
主
主
主
主
ガラガラッ
ないこ
病室のドアが開き彼と目が合う
りうら
そんな彼は優しく微笑む
ないこ
りうら
ないこ
りうら
事の発端は一週間前
りうら
ないこ
俺は遊びに出かけていた そして信号で…
りうら
ないこ
ドガン
ないこ
車が…
ピーポーピーポー
そして病院に運ばれた時には、足が動かなくなってしまった
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
バタン
わざわざ俺は、車で事故が起きるように仕向けた
本当は、そこで一緒に死ぬ予定だった
でも死ねなかった。けれど、どっちにしろ好都合になったのだ
優しい彼は、こんなことを決して誰かのせいにはしない
傷をおおった彼は、今なら俺の言うことを聞いてくれるかもしれない
チャンスは1度きり
ないこ
りうら
ないこ
りうら
言わなきゃ…
○『 ねぇ。』
□『 ん?どうしたの?』
彼の前に黄色い水仙の花を差し出す
○『 俺と一緒に、死のうよ。』
□『 …え?どういう…』
○『 そのまんまの意味だよ。俺と心中してほしい。』
□『 急にどうしたの…?』
○『 前から、いつかはこうしようって思ってたの。』
□『 辛いこと…隠してた?俺に相談してよ…、決断を早まらないで。』
○『 今、死ぬのがいいの。ずっと考えてたんだよ。』
□『 どうして、今なの?』
○『 …もうこれ以上、俺のせいで□を傷つけることをしなくないんだよ。』
□『 …っ!俺はっ…』
○『 お互い、苦しむのはやめにしようよ。』
□『 で、でも…』
彼は少し迷った表情を見てた。俺を止められる言葉を考えているのかもしれない
○『 お願い。本当に…最期だから…』
俺は、彼に精一杯笑いかけた
□『 …わかったよ。』
○『 …えっ?』
彼は、涙目になりながら俺に笑いかけてこう言った
□『 一緒に、死んであげる。』
ピピッ
アナウンサー
アナウンサー
アナウンサー
話をした次の日、俺は2人で心中をした
死ぬのに、笑っていて幸せだった
俺は彼に愛されたかった
けれど、それが無理ならば、彼を誰のものでもなく、自分のものにして、一緒に死のうと思った
でも、最期の最期で思った。これなら、死ななくてもよかったと
ごめんね。でもありがとう
俺は最期の瞬間、とても幸せだった
彼は、最期にこう言ってくれた
『 愛してる』
次は、もっとはやく言ってよね…
主
主
主