（私（俺）屋上で靴を脱ぎ掛けた時に三つ編み（猫耳）の先客に声を掛けてしまった）

口を突いて出ただけ。本当はどうでも良かった。

先を越されるのが、なんとなく癪だった。

三つ編み（猫耳）の子は、語る。どっかで聞いたようなこと

って三つ編み（猫耳）の子は消えてった

さぁ今日こそはと靴を脱ぎかけた時に

背の低い女の子また声を掛けてしまった

背の低いの子は語るクラスでの孤独を

んだって

と泣いて背の低い子は消えてった

そうやって何人かに声を掛けて追い返して私（俺）自身の痛みは誰にも言えないまま

初めて見つけたんだ似たような悩みのこ

何人目かに会ったんだ黄色いカーディガンの子

といった

口を突いて出ただけ本当はどうでも良かった思っても居ないことでも声を掛けてしまった…

あぁ、どうしよう!この子は止められない私（俺）には止める資格がない!

って目を伏せたまま消えてった

カーディガンは脱いで三つ編みをほどいて背の低い私（俺）は

今から飛びます!

ｻﾞｻﾞｯ（砂嵐）ﾌﾟﾂｯ（切れる）