TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

翌朝、俺は眩しいほどの朝日で目が覚めた。そして、少しぐらつく頭を押さえながら何とか起き上がると、鈍い痛みが走る腰を庇いながら立ち上がった

ニキ

あー

ニキ

さすがに体ヤバっ

昨日は、終わってそのまま死んだ様に眠りについたため、全裸のままだし何より全身がベタついていた

さすがにそのままでは嫌だったので、隣に寝ていたボビーを抱えて露天風呂へと向かった

しろせんせー

んっ……

しろせんせー

ニ……キ?

ニキ

あ、起きた?

ニキ

身体……流すね

しろせんせー

んっ……あぁ

風呂場について、身体を流そうとしたら丁度目を開けたボビーに声をかける

まるで猫のように目を擦りながら頷くボビーが可愛すぎて、軽く額に口付けをした

ニキ

チュッ

しろせんせー

ぁっ……

しろせんせー

なんやねん急に

ニキ

え?w

ニキ

ボビー可愛すぎて……

しろせんせー

どういうことやねんww

柔らかく笑ってこちらを見るボビーは可愛かった

それとは対照的に、首から下は俺が付けたキスマークが無数にちらばっていて、そのチグハグさがより扇情的に映った

しろせんせー

……

しろせんせー

やばいなこれ……ww

しろせんせー

辛うじて腕は見せれるけど……

しろせんせー

首元ギリ見えるやろww

ニキ

あー……ねww

ニキ

どうしよっかww

しろせんせー

どうしよっかじゃねぇよww

しろせんせー

まぁ……許したん俺やから

しろせんせー

しゃァないんやけど……

恥ずかしそうに俯くボビーを、俺は上機嫌で洗っていく

そして、それが終わると腰が立たないであろうボビーを抱えて湯船へと浸かった

しろせんせー

……なんかすまんな

ニキ

なにがぁ?

しろせんせー

いや……

しろせんせー

抱えてもらっとるから……

ニキ

ん?あぁ……

ニキ

まぁ、俺のせいだしねww

しろせんせー

途中、求めたんは俺やし……

ニキ

じゃあ、お互い様だw

しろせんせー

せやねww

ボビーを抱えたまま、ゆっくりと手足を伸ばして空を見上げた

今日も突き抜けるような青空で、今日でこの度が終わるなんて考えられなかった

ニキ

……

ニキ

今日の夜には東京かぁ

しろせんせー

せやなぁ

しろせんせー

めっちゃ楽しかったわ

しろせんせー

ありがとな

ニキ

ふふふ

ニキ

お礼言われるようなことしてないけどなw

しろせんせー

ええねん

しろせんせー

俺が礼を言いたいだけやから

ニキ

んー

ニキ

じゃあ、どういたしまして?w

しろせんせー

なんで疑問形やねんww

ニキ

ふふふ

俺たちが部屋に戻ると、丁度キャメとりぃちょが目を覚ましたところだった

しろせんせー

お!起きたんか?

キャメロン

んーおはよ

りぃちょ

みんな、朝早いね……

ニキ

ふふふ

ニキ

りぃちょ、声カスカスだな

しろせんせー

確かにww

りぃちょ

せんせーだって掠れてんじゃん!!

しろせんせー

そうやけど

しろせんせー

お前酷いで?ww

キャメロン

んー

キャメロン

まぁ、あれだけ泣いてればねぇww

りぃちょ

なっ……

りぃちょ

誰のせいで…….//

キャメロン

ノリノリだったくせにww

りぃちょ

っ……///

ニキ

まぁまぁふたりとも

ニキ

とりあえず着替えようよw

ニキ

チェックアウトまであと3時間よww

しろせんせー

あーたしかにそうやな

りぃちょ

りぃちょ

ヤバいじゃん!

ニキ

キャメ

ニキ

早く着替えようぜ

キャメロン

あー俺とりぃちょくんは体流すとこからかなぁ

りぃちょ

ぁっ……

自分の体の状態に今気づいたらしいりぃちょは頬を染めて俯いた

それをキャメは面白そうに眺めると、当たり前のようにりぃちょ抱えて露天風呂へと消えていった

しろせんせー

さ、ニキは昨日渡したの着るんやで?

ニキ

ん?

しろせんせー

忘れたんか?

ニキ

なんだっけ?

しろせんせー

りぃちょと二人でお前らに渡したやろが!!

ニキ

ん?

ニキ

……

ニキ

あー、これか!!

俺は、昨日ボビーに渡された袋を取りだして中を見た

ニキ

ん?

ニキ

これ……

しろせんせー

なんや

ニキ

いや……

ニキ

ふふふw

しろせんせー

だからなんやって!

ニキ

まぁ、いいよw

ニキ

着ればいいんだよね

しろせんせー

おん

身支度と荷造りを終えた俺たちは空港に来ていた

キャメロン

なんか、あっという間だったねぇ

りぃちょ

ね!

りぃちょ

めっちゃ楽しかった!

しろせんせー

俺もめっちゃ楽しかったわ

ニキ

……でさ

ニキ

この格好に誰も疑問は抱かないわけ?ww

しろせんせー

ん?www

しろせんせー

ええやろ?ww

キャメロン

あーねww

キャメロン

言いたいことはわかるよww

りぃちょ

えーいいじゃーん!

りぃちょ

たまには!

ニキ

だからってなぁ……

ニキ

なんでそれぞれペアルックなんだよwww

そう……昨日ボビーに渡された服は、普段ボビーが好んで着るブランドの服だった

最初見た時は似たような服着て欲しいんかなって思って微笑ましく思ったが、いざ着替え終わってみたらボビーは色違いのお揃いの服を着ていて……

キャメとりぃちょに関しても同じで、りぃちょが普段好んできているブランドのものを色違いで用意されていた

キャメロン

俺さぁ普段こんなん着ないんだよねww

ニキ

だよなぁww

ニキ

俺もこのタイプは着んww

キャメロン

でもさ、ニキくんそういうの似合うね!

しろせんせー

やろー?そうやと思ったんや!!

ニキ

ボビーうれしそうやんww

りぃちょ

キャメさんもこういうの切ると可愛いよねぇ

キャメロン

可愛い……かなぁ?ww

目をキラキラさせて楽しそうなボビーとりぃちょに、俺とキャメさんは顔を見合せて笑うしか無かった

しろせんせー

しろせんせー

そろそろ搭乗手続きせな!

ニキ

ん?そんな時間か

りぃちょ

よっしゃー帰るかぁ

キャメロン

あー現実に戻されるー

ニキ

キャメww

ニキ

情けない声出すなよww

りぃちょ

そうそうww

しろせんせー

ほら、お前ら行くでー!

なぜだか楽しそうなボビーの背中を。俺たちは小走りで追いかけた

loading

この作品はいかがでしたか?

606

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚