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フェリックスとワトリーは、急ぎ足でピアノ教室へと向かっていた。 目的地にたどり着くと、フェリックスはワトリーに目で合図を送り、 二人は息を合わせて扉を開けた。

教室にはまだ誰の姿もない。 フェリックスが息を切らせながら マリアンヌに、言葉を投げかけた。

フェリックス

先生、
お聞きしたいことがあるんです。

マリアンヌは何かを察したかのように、慌てた様子で応じた。

マリアンヌ

いったいどうなさったんですか?

ワトリー

実は、行方不明になった
学生の猫が他にもいたのだ

マリアンヌ

まあ、それは大変ですね

フェリックスは声を強めて言った

フェリックス

その中学生は、ここのピアノ教室の生徒だったんです!
ここ最近で突然来なくなった生徒さんを調べてください

マリアンヌ

わ、わかりました、
直ぐに調べます

パソコンを開き、パスワードを打ち込んだ。その瞬間、 フェリックスが大きな声で呼び止めた

フェリックス

先生!

マリアンヌ

はい?

マリアンヌが振り返る

フェリックス

急いで下さい

マリアンヌ

ええ、今調べていますけど、
もし行方不明で来なくなった生徒がいるなら
、親御さんから連絡があるはずなんですが...

その時、ワトリーがフェリックスの元へ近づき、 耳を貸して欲しいジェスチャーをし、ワトリーが耳元で何か伝えている。

フェリックス

なに?
ここのピアノ教室じゃないのか?

フェリックス

どうもすみません、
お手数をおかけしました

ワトリーは申し訳なさそうに

ワトリー

ごめんなのだ、間違えたのだ

マリアンヌ

どういうことですの?

ワトリーは慌てふためきながらも弁明する

ワトリー

でも、ミミちゃん以外に
行方不明になっている子がいるのは本当なのだ

フェリックス

我々はその子とミミちゃんの関連を
調べようと思いますので、これで失礼します

二人はピアノ教室を出て、再び街へと消え去った。マリアンヌは残された静寂の中で、少し困惑した表情を浮かべながら、深くため息をついた。

フェリックスとワトリーは重い空気を背にしながら、 街を歩いて探偵事務所へと向かっていた

フェリックス

やはりマリアンヌはミミちゃんのことについて、
何か知っているようだね。

彼の声には確信がこもっていた。 ワトリーは彼の隣で小さくうなずき、目を輝かせながら言った

ワトリー

ちゃんと見たのだ。
マリアンヌのパソコンの画面に
一瞬だけエドワードが映っていたのだ

その言葉にフェリックスの眉がひそめられた。二人の歩みは速く 事務所への道のりをただひたすらに進んでいた。それぞれの心には、 新たな疑問と、解明への意志が渦巻いていた。 つづく

ネコ探偵フェリスとミミちゃんの失踪事件の謎

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