これは俺が
まだ
幸せな考えをしていた頃のお話
瑠衣)15歳
瑠衣(子供)
お母様〜
瑠衣(子供)
お父様〜
白井家
どうしたんですか?
瑠衣(子供)
今日はどこへ行くのですか?
白井家
今日は五条家様に会いに行くのよ
瑠衣(子供)
五条家ですか?
白井家
父)ああ五条家の坊ちゃんと
白井家
お知り合いになるの
瑠衣(子供)
へ〜
白井家
父)さあ行こうか
瑠衣(子供)
はい!
白井家
五条家様お久しぶりでございます
五条家
あら白井家様じゃないですの
五条家
どうなさいましたか?
白井家
そちらのお坊ちゃまとうちの子を合わせようかと
白井家
思いまして
白井家
悟坊ちゃん何歳になりましたの?
五条家
7歳ですわ
白井家
あらうちの子と
白井家
8歳差ですのね
五条家
そうなんです
五条家
悟をよろしくお願いします
白井家
こちらこそです
瑠衣(子供)
悟くん?
悟(子供)
そうだけど
瑠衣(子供)
悟くんって
瑠衣(子供)
六眼持ちなんでしょ!
悟(子供)
まあ
瑠衣(子供)
すごいね!
悟(子供)
お前は
瑠衣(子供)
おッ私はね
悟(子供)
(お)?
瑠衣(子供)
呪霊操縦
悟(子供)
へ〜
悟(子供)
強いのか?
瑠衣(子供)
ん〜
瑠衣(子供)
そんなにかな?
悟(子供)
そうなんだ
瑠衣(子供)
うん
瑠衣(子供)
私さ嫌われてるんだ
悟(子供)
誰に?
瑠衣(子供)
白井家
瑠衣(子供)
私の術式が弱いから
悟(子供)
そんな弱いのか?
瑠衣(子供)
そんなことないんだよ
瑠衣(子供)
まだ強くなれるんだ!
悟(子供)
そうか
瑠衣(子供)
私白井瑠衣
瑠衣(子供)
将来の夢は
上層部“本部長”になることだ
悟(子供)
無理だろ
瑠衣(子供)
この世にね
瑠衣(子供)
無理なんて
絶対にないんだよ!
悟(子供)
まあ頑張れよ
瑠衣(子供)
うん!
瑠衣(子供)
またね
悟(子供)
(また会うのかよ)
白井家
瑠衣帰るわよ!
瑠衣(子供)
はい
白井家
悟坊ちゃんとは仲良くなれましたか?
瑠衣(子供)
はい
瑠衣(子供)
六眼持ちなのはすごいですね
白井家
そんなこと言ってないで
白井家
もっとすごい術式見につけなさいッ
瑠衣(子供)
はいごめんなさい