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シオン
お姉ちゃん！
アイリス
なぁに？
シオン
今日の晩御飯は？
アイリス
2人が好きなもの選んで良いよ？
ユリ
じゃあねじゃあね
ユリ
ユリはオムライス食べたい！
シオン
俺も俺も！
アイリス
わかった。じゃあオムライス作るね！
ユリ
わーい！
シオン
やったー！
何だこれは⁉︎
違う！これは俺の記憶なんかじゃない！
俺には無関係だ！
アイリス
シオン…あのね
シオン
何？おねぇちゃん
アイリス
私ね彼氏できたの！
シオン
本当⁉︎よかったじゃん！
シオン
お姉ちゃんずっと欲しいって言ってたもんね！
アイリス
うん！
アイリス
あのね、次あなたに紹介したいなぁって思ってるの！
シオン
わかった！楽しみにしてるね！
違う！これは俺の記憶じゃない！
シオン
あ、お姉ちゃんその人が例の人？
アイリス
うんそうだよ！
アイリスの恋人
はじめまして！
シオン
（ん？この人どっかで見たことあるような）
シオン
（ま、いっか）
シオン
初めてまして！
シオン
お姉ちゃんのことよろしくお願いします！
アイリスの恋人
あぁ！
翌年
シオン
嘘だ、
シオン
お姉ちゃん？
ユリ
どしたの？お兄ちゃん？
シオン
きちゃだめだ！
シオンの姉はそれはなんとも無残な姿で路上に放り出されていた。
シオン
そんな、そんな、
シオン
うそだ！うぞだ！
よくよく調べてみると、姉が付き合っていた男は、連続殺人犯だったようだ。
男は、姉にそのことがバレそうになり、誤って殺してしまったらしい。
シオン
そんな馬鹿な！
シオン
僕が、あの時あの男のことを思い出していれば！
シオン
こんなことには！
ユリ
おにい…ちゃん？
シオン
うるさい！
シオン
出ていけ！
ユリ
ご、ごめんなさい
シオンはあの日から変わってしまった。
そう、シオンの姉アイリスが死んでしまってから…
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