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太宰 治
頭が痛い、
太宰 治
二日酔いだからだろうか、
太宰 治
いや違う。
太宰 治
これは風邪だ。
太宰 治
熱がある。
太宰 治
寝てしまおう。
織田 作之助
聞け、お前は言ったな
織田 作之助
暴力と流血の世界にいれば
生きる理由が見つかるかもしれないと、
生きる理由が見つかるかもしれないと、
太宰 治
あぁ、言った。
織田 作之助
見つからないよ。
織田 作之助
自分でもわかっているはずだ。
織田 作之助
人を救う側であろうと
殺す側だろうと
殺す側だろうと
織田 作之助
お前の予測を超えるものは
現れない。
現れない。
織田 作之助
お前の孤独を埋めるものは
この世のどこにもない。
この世のどこにもない。
織田 作之助
お前は永遠に闇の中を彷徨う。
太宰 治
織田作私はどうすれば良い...
織田 作之助
人を救う側になれ
織田 作之助
どちらも同じなら
良い人間になれ、
良い人間になれ、
織田 作之助
弱者を救い、孤児を守れ。
織田 作之助
正義も悪もお前には大差ないだろうがその方が幾分か素敵だ。
太宰 治
何故わかる...
織田 作之助
わかるさ、
誰よりもわかる。
誰よりもわかる。
俺は、お前の友達だからな。
太宰 治
ハッ、
太宰 治
また、この夢を見た。
太宰 治
最近、眠れるようになってはきたが、
太宰 治
毎回この夢をみる。
太宰 治
瑞夢なのか悪夢なのか、
太宰 治
あぁ、私は織田作のようにはなれない。
太宰 治
熱が上がってしまったではないか。
国木田 独歩
トントン
国木田 独歩
開けろ太宰。
太宰 治
あぁ。国木田くんか、
太宰 治
今は歩けそうにないのだが、
国木田 独歩
おい太宰？
国木田 独歩
真逆自殺したのか、？
太宰 治
違うよ、w
国木田 独歩
鍵は、空いてる。
国木田 独歩
だ、太宰、、？
太宰 治
国木田くん、
国木田 独歩
どうした？二日酔いか？
太宰 治
風邪だよ。歩けなくて、
国木田 独歩
あぁ、そういうことか。
国木田 独歩
今どこが痛いとかあるか？
太宰 治
頭、少し目眩がして、寒い
国木田 独歩
体温計と毛布を貰ってくる。
太宰 治
（声が優しくなって心地良い。）
太宰 治
（なんやかんや優しいんだよね。）
国木田 独歩
待たせたな。
国木田 独歩
お前は熱を測ってろ。
太宰 治
はーい。
太宰 治
ピピピピピ、
国木田 独歩
貸してみろ、
国木田 独歩
⁉︎かなり高いな、
国木田 独歩
寝てろよ、
国木田 独歩
とりあえず俺は
この後捜査に行くから
敦を呼んでおいた。
この後捜査に行くから
敦を呼んでおいた。
国木田 独歩
何かあったら敦に言え。
太宰 治
うん。ありがとう国木田くん。
国木田 独歩
じゃあ行くぞ。
太宰 治
行ってらっしゃい。
中島 敦
太宰さーん
生きてますかー？
生きてますかー？
太宰 治
あぁ。敦くん。
中島 敦
あ！太宰さんお昼まだですよね？
太宰 治
あぁ、うん。
中島 敦
じゃあ作るので台所借りても良いですか？
太宰 治
ご自由にどーぞー。
中島 敦
はーい。
中島 敦
風邪だし、、茶漬けでいいかな？
中島 敦
ついでに僕の分も、
中島 敦
冷蔵庫、空ですか、
中島 敦
買い出しーってこれは、
中島 敦
国木田さーん(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥｀)
中島 敦
本当にあの人太宰さんの事よくしってるんだなぁ。
中島 敦
よし！作ろう！
中島 敦
ーーー、出来た！
中島 敦
太宰さん出来ましたよ〜
太宰 治
茶漬けか君らしいねw
中島 敦
そうですか？
中島 敦
食べれます？
太宰 治
あぁ。ありがとう敦くん。
中島 敦
いえ、///
太宰 治
ふぅ、美味しかったよ敦くん。
中島 敦
ありがとうございます！良かったです！
中島 敦
太宰さんは寝ててくださいね！
太宰 治
あ、あぁ。
太宰 治
、、、。
織田 作之助
良い人間になれ、
織田 作之助
弱者を救い、孤児を守れ。
太宰 治
あぁ、
織田 作之助
良い人間に、、
弱者を、、、、
弱者を、、、、
織田 作之助
孤児を、、、、
太宰 治
うぅ、、
中島 敦
ざ、だざ、さん！
太宰さん！！
太宰さん！！
太宰 治
あ、敦くん？
中島 敦
うなされてましたよ？
大丈夫ですか？
大丈夫ですか？
太宰 治
私は、弱者を、、孤児を、、
中島 敦
え⁉︎太宰さん⁉︎
太宰 治
良い人間に、、
太宰 治
あ、あぁ。織田作、、
中島 敦
太宰さん。
中島 敦
僕は貴方の事をよく知りません。
中島 敦
でも、弱者で孤児だった僕を
救ってくれました。
救ってくれました。
中島 敦
良い人ですよ。太宰さんは。
太宰 治
そんな、こと、、
中島 敦
、、、。
僕は大好きですよ。治さん。//
僕は大好きですよ。治さん。//
太宰 治
⁉︎、そうかありがとう。敦くん。
中島 敦
はい。//
太宰 治
織田作、私は良い人間に見えるらしい。
太宰 治
私が君を見ていたように、
あの子も僕をみているらしい。
あの子も僕をみているらしい。
太宰 治
君にはどんな風に見えているのだろうか。
太宰 治
もう、君には会えないのが悔しい。
織田 作之助
いや、
織田 作之助
会えるぞ。
太宰 治
⁉︎
太宰 治
な、なんで、
織田 作之助
もうお前の頭の中に住んでいるんだ。
織田 作之助
正しいことをなせと呪いの言葉を吐き続けるために
織田 作之助
死んだ相手には復讐できないだろ？
太宰 治
あぁ、わかったよ。
織田作。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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