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桃くんと登下校の約束をしてから
1週間
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だんだん話せるようになってきた（？）
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相変わらずクールだけどね…
なにかきっかけがあれば…
仲良くなれるのかな……
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うん。
無理そう
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パサッ
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シーン…
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スっ(拾う)
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(パラッ)
【○月✕日】⠀
【僕が生きられるのは長くてあと1年。ーーー〜。⠀】
その頃……
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生徒
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生徒
あのノートには僕の余命のことも書いてあるのに
どうしよう……
いつでも書けるようにカバンに入れといたはず
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帰り…
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本当にやばい…
もしも赤くんとかに見られたら僕の残りの人生終わる…
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うそ…
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拾ってくれたんだ……
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良かったあ……
あれ、…ってことは
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だよねー、
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僕の余命を知った人は
みんな離れていったのに
この人は違うんだ
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あれ、でもこのパターンは…
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ですよね
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不思議だなぁ
桃くんになら知られても焦りを感じない
なんなら僕のことをもっと知って欲しいし
僕ももっと桃くんのことを知りたい
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あ…ついノリで
きっとまた断られるに決まって…
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気に…してたんだ……
ｷﾞｭｯ
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ギュッ(服を引っ張る)
グイッ
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タッタッタッ
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タッタッタッ
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桃くん何か言った？
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気のせいか!!
ギュウ…(手を握る)
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タッタッタッ
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桃くんと出会ってから笑うことが多くなった気がする
いや、そうであって欲しい
でも、後々、
桃くんと出会ったことを後悔する日が来るなんて
この時の僕は知りもしない
⏳11ヶ月と少し
コメント
10件
好きな人と一緒に居られなくなるからかな……？
ええぇぇぇぇ！？ｺｳｶｲｼﾁｬｳﾉｫｫ!?
続き楽しみに待ってます❕
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