嫌いでした。

ｶﾞﾗﾗﾗﾗ

教室に戻ると直ぐにりうちゃんが駆けつけてきて

ほんとに猫宮先生上手くいってくれたんだ、

三者面談

それは僕が1番嫌いなものだ

チクられるのが怖いんじゃない、

むしろそっちの方が嬉しいのに...

＜げ~、俺トップバッターじゃーん、

＜絶対猫宮先生いろいろ言うしｯ！

僕の日は

11/16の15時から....、

うーーん、

そんなことを考えていたら

あっという間に家の前に着いた

ｶﾞｼｬﾝｯ！

＜あ"あ"あ"あ"あ"ｯ！

ﾄﾞﾝｯ！

ﾎﾞﾌｯ

先生になんて言おっかな

今まで通り親が多忙でって言えばいっか（ 笑

ｶﾞﾗﾗﾗﾗ

やっぱ今年の担任もちょろくて良かった、

....は？

そんなのお母さんがヒステリックになる以外ありえない

この日は何故か1日が長く感じた

ま、何でもいいんだけどさ、

帰ったら何しよっかな...、

...何も出来ないか、（ 笑

あれ、今日は静か

もしかして ｯ 、

あぁ...やっぱり、

はぇ、僕...ｯ？

そんな僕を見てお母さんは笑っていた

僕に味方はいないんだと教えてくれるかのように

閉め出されてしまってからは早かった

そんなどうでもいいようなことを呟く

制服で学校の鞄でこの時間を歩くのはおかしい

スマホと財布が入っていたことは不幸中の幸いだ

暫く歩いたら

案の定道に迷った

ま、いっか、どうせ帰れないし

警察の人に話しかけられた

当たり前だ

だって今の時刻は23時半

高校生は補導される時間だ

もしこれで親に電話を掛けたら...？

僕はまた殴られるだろう

どうしよう、となっている時に後ろから声がした

＜すみませ~ん、その子うちの子です~！

親が探しに来るはずがない

じゃあ誰が...？

恐る恐る後ろを振り向くと

なんで猫宮先生が...？

そう指さされた先には

普通の一人暮らし用のマンションがあった

...へ~、先生ここに住んでるんだ

猫宮先生になら...言ってもいいかな

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