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私は鬼

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私は鬼

1 - 第1話

♥

33

2024年06月27日

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私は鬼だ

でも

人を食べたこともない

殺したこともない

人にご飯をあげたりもしていた

私は

別に

鬼に"なりたかったわけじゃない"

でも

鬼狩りたちはこう言う

私は今まで何もしてこなかったのに

【此奴は鬼だ !⠀】

【⠀色んな人を殺してる】

ってね

私なんもやってないのに、

鬼ってだけで、

もう、

"死にたい"

そこから

たくさん月日が経った

鬼狩りが最近やけに多い

外にあまり出られない、

鬼狩りは無惨を殺そうとしている

そうすれば鬼狩り全滅すると思っている、

でも実際は、

やっぱ

やめとこう、

ある日のこと

ドォォォァォァァァン

1つ

とても大きな音がした、

私は嫌な予感がし

汗をかきながら

走って

そこまで行った

なら

無惨が焼けてる、

(はぁ、)

おニガリ、

このまま

死にたいと思った

でも

私が死んだらって思うと

罪悪感が増し

死ぬ事なんてできなかった、

急に

ベン

という音がなり

床がふすまのようになり

私は下に落ちていった

ぉっと

(びっくりした)

てか、

ここどこ、

私は

ひたすら歩いた

何処かにたどり着くまで

(ここは、)

見た事のない場所だった

!?

人が

倒れてる、

この匂いは

黒死牟

そう思った途端

急に

匂いが無くなった

(死んだ、)

(いいな、)

さっき

猗窩座や童まの匂いが無くなった

そう

死んだ

柱というものは

何処か走って行ってしまった

私は倒れている

少年の所に走って

大、丈夫?

少年は

死んでいる

もう息をしていなかった

ごめんなさい、

来世では、

幸せになってね、

私はそう願った

その途端

また

ドォォォァォァァァン

と音がなり

白が崩れて行った

私は

走った

外に出るために

外に出た

私が出た途端

城が崩れた

(危なかった、)

!?

(何あの無惨)

白い、

アイツ

何しようとッ

私は歯を食いしばった

でも間に合わず

1人の少年が犠牲になってしまった

(あ、)

夜が明け

日が

出ていた

無惨は焼け

死んだ

だが

その

犠牲になった少年が

鬼化していた

(あ、)

どうしよう、

ふぅ

私は

一息

ついて

走った

ダッ

(私は、)

私は鬼、

でも、

人を殺したことがないの、

ほら

みんな驚いてる

どうせ嘘って

切りかかろうとしてくる

でもいいの、

私が死ねば

鬼は全て消える

ほら

あなたたちの後ろにも

いる

でも、

死んで欲しくない、

私は

そう思い

叫んだ

後ろッ
危ないッ

柱たちは

周りの鬼を殺してる

ふぅ

私は

1度だけ

鬼を人に戻せる、

本当は自分に使おうと思ったけど

この子の方がいい、

私は少年の背中に

手を合わせ

戻って!

と叫んだ

少年は

苦しみながら

倒れた

私は

そのまま

1人で歩いていった

あの子が人間に戻った頃

私がいたら

邪魔よね、

殺して欲しい、

後ろでは

鳴き声

嬉しくて

叫んでいる声

楽しそうだな、

私が歩いていると

後ろから

あの!

という声

思いながら

振り返ると

さっき

助けた少年が

何かお礼をと

言ってくる、

殺して、

少年はえ、という声を上げ

疑問にしている

本当はね

無惨じゃなくて

私が居なくなったら

鬼がこの世から消えるの

だから

殺して

ね笑

少年は罪悪感の中

行きます

という声とともに

私の首を

痛くないようスっと切ってくれた

ありがとう泣

私は死んだ

嬉しかった

もう未練なんてない、

本当に

ありがとう

❦ℯꫛᎴ❧

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