ヒカリ
それにしてもソラさん、
ソラ
なんだ?
ヒカリ
どうしてこの世界に
来たんですか?
来たんですか?
ソラ
あー、俺は他の裁判官に
○されたんだよ。
○されたんだよ。
ソラ
優秀な功績を残した
俺をかなり妬んでな。
俺をかなり妬んでな。
ヒカリ
そんな、酷い…!
ソラ
俺、必死になって
ここまで来れたのに…
ここまで来れたのに…
ヒカリ
ソラさんの才能じゃない、
ただの努力ですね。
ただの努力ですね。
ソラ
あぁ、そうだ。
ソラ
…っと、この話は終わりにしよう。
ソラ
ここからは歩かないか?
ヒカリ
えっ?!降りたら
水に落ちますよ!?
水に落ちますよ!?
ソラ
…構わない!
ヒカリ
ええっ!?
ソラ
早く!
ヒカリ
ええっ…(空から降りる)
・・・
「ギャァァァ!!!」
ヒカリ
急落下しますぅぅぅ!!!!
ソラ
早く降りろとは言ったけど
慣れてないのかぁぁぁ!?
慣れてないのかぁぁぁ!?
ヒカリ
箒なんてまだ
持ってませんよ?!
持ってませんよ?!
ヒカリ
てか水に落ちるー!!
バッシャーン!!
ヒカリ
ガボボ…
ソラ
オボボ…
ヒカリ
(まずい!このままだと
マジで溺れる!)
マジで溺れる!)
ソラ
……!………!(ヒカリに
向かって手をのばす)
向かって手をのばす)
ヒカリ
(そうだ、魔法だ!)
ヒカリ
(そうなれば…!)
ヒカリ
……!(ソラの手を
掴む)
掴む)
ソラ
!
ヒカリ
(よし、今考えたけど
何とかなるかもしれない。)
何とかなるかもしれない。)
ヒカリ
(「水よ道を開け」…)
ヒカリ
(『スティー・ロード』!)
(二人の周りに酸素が 出来る)
ヒカリ
OK何とかなった!
ソラ
ナイスだ!
ヒカリ
とりあえず上がりましょう!
ソラ
あぁ!
ヒカリ
ぜぇ…はぁ…
ソラ
ふぅ…空気がうまい。
ヒカリ
とりあえずびしょ濡れに
なっちゃいましたね…
なっちゃいましたね…
ヒカリ
私はもう魔力が余ってないので
どうしましょう。
どうしましょう。
ソラ
お、それだったら俺に任せろ。
ヒカリ
え?
ソラ
木の枝とか枯れ葉を
持ってきてくれるか?
持ってきてくれるか?
ヒカリ
わ、分かりました…
数分して…
ヒカリ
これで良いですか?
ソラ
よし、上出来だな。
ソラ
「火よ、我が力に
応じて発現せよ。」
応じて発現せよ。」
ソラ
『ファイヤー』
ボワッ!!(木の枝に 火がつく)
ヒカリ
わぁ…!
ソラ
俺、何故か火の魔法は全部
習得してるみたいなんだよ。
習得してるみたいなんだよ。
ヒカリ
全部ぅ!?
ソラ
だが習得が難しい魔法は
コントロールとか効かなくなるけどな。
コントロールとか効かなくなるけどな。
ヒカリ
おおー…
ソラ
そこはご愛嬌で許してくれ。
ヒカリ
私は…どれだけ魔法を
習得しているんだろう…?
習得しているんだろう…?
ソラ
覚えてないのか?
ヒカリ
転生したら雷の魔法使いの
子孫になってたんです。
子孫になってたんです。
ソラ
は!?
ヒカリ
そしていつの間にか
紋章があって…
紋章があって…
ソラ
あ!だから片手に手袋
付けてたんだな?!
付けてたんだな?!
ヒカリ
はい、そうです。
見ますか?
見ますか?
ソラ
いや、やらなくていい。
ソラ
誰か来て偶然で見る
可能性がある。
可能性がある。
ヒカリ
は、はい…
ヒカリ
というか、さっきなんで
歩いていくって言ったんですか?
歩いていくって言ったんですか?
ソラ
…嫌な予感がしたんだ。
ソラ
なんか…捕まえてくる気が…
ヒカリ
えっ、そうなんですか?
ソラ
あぁ、かなり嫌な予感が
するのは確かだ。
するのは確かだ。
ソラ
それでも、旅を続けるか?
ヒカリ
…もう覚悟決めたので、
旅は辞めませんよ。
旅は辞めませんよ。
ソラ
…そうか…
ソラ
…ヒカリ、辛かったら
無理に抱えなくても良い。
無理に抱えなくても良い。
ソラ
悩みは誰にだってある。
ソラ
俺だって今はないけど
前は悩みはあった。
前は悩みはあった。
ソラ
人それぞれ、悩みはある。
ソラ
それを忘れずにいろ。
ヒカリ
…!はい!
ソラ
…いつか何かと迷惑にならない
ことしなきゃだな…(小声)
ことしなきゃだな…(小声)
ヒカリ
?ソラさん、何か言いましたか?
ソラ
いや、少し独り言を
呟いていた。
呟いていた。
ヒカリ
あ、そうなんですね。
ヒカリ
悩みは人それぞれにある…か…
ヒカリ
ソラさん、まだ悩みが
あったんだ…(心)
あったんだ…(心)