リアナ
ん~
リアナ
よく眠れた~
リアナ
(あの、ルイさんって人
少し怖かったな)
少し怖かったな)
ルイ
リアナ、おはよう
リアナ
えっ?
リアナ
ルイさん!?
リアナ
どっ、どうして?
ルイ
お前に話がある
リアナ
なっ、なんでしょうか?
ルイ
ここに座れ
リアナ
は、はい
ルイ
俺のことはあいつに言ったのか?
リアナ
あいつとは?
ルイ
お前の父親だ
リアナ
は、はい
リアナ
言いました
ルイ
そうか
リアナ
ダメ、でしたか?
ルイ
いや、別に大丈夫だ
リアナ
(良かったぁ、少し不安だったんだよね)
リアナ
あの、ところで
リアナ
お話とは?
ルイ
ああ
ルイ
お前の本当の両親を言ってやろうかと
リアナ
だっ、誰ですか?
ルイ
お前は知ってるか?
リアナ
な、なにをですか?
ルイ
魔王、ストール様のことを
リアナ
ストール?
ルイ
知らないのか……
ルイ
まぁ、いいか……
ルイ
リアナ
リアナ
は、はい
ルイ
お前は魔界を知っているか?
リアナ
まぁ、少しだけなら
ルイ
魔界には魔物が住んでいる
ルイ
そして、その魔界を作ったのは、ストール様だ
ルイ
そして、ストール様はお前の父親だ
リアナ
う、嘘……
ルイ
だから、黒い髪に赤い目だろ?
リアナ
でも……
ルイ
代々、魔王の子は黒い髪に赤い目を持ち生まれてくる
リアナ
そ、そうなんですか?
ルイ
ああ
ルイ
だから、俺も黒い髪に赤い目だろ?
リアナ
確かに……
リアナ
って、ルイさん魔王様なんですか!?
ルイ
ああ
リアナ
嘘…
ルイ
まぁ、驚きは隠せなくて当然だな
リアナ
あ、あのところで
リアナ
私のお母様は誰なんですか?
ルイ
一つ言わせてくれ
リアナ
は、はい
ルイ
お前は、この世に3つの
世界があるのを知っているか?
世界があるのを知っているか?
リアナ
?
リアナ
いえ
ルイ
一つ目は人間界
二つ目は魔界
三つ目は神界
二つ目は魔界
三つ目は神界
ルイ
この三つだ
リアナ
神界?
ルイ
神界は、神の世界だ
ルイ
そして、お前の母親は
神の娘だったんだよ
神の娘だったんだよ
ルイ
けど、父親には反対されたそうだが夜逃げしたそうだ
ルイ
だから、お前は神の子と
魔王の子なんだ
魔王の子なんだ
リアナ
お父さんはどんな感じでしたか?
ルイ
ストール様は
ルイ
黒い髪に赤い目で
怖かったな……
怖かったな……
リアナ
あの、
リアナ
写真とかありませんか?
ルイ
写真?
リアナ
はい
リアナ
顔が…見てみたくて………
ルイ
分かった
シードル
ルイ様、どうぞ
リアナ
(いつのまに!?す、すごすぎる………)
ルイ
お前の父親、ストール様だ
ルイ
リアナ
こ、怖いですね……
リアナ
(でも、少しだけ優しそう………)
ルイ
お前の母親は、水色の髪に
赤と青色の目だ
赤と青色の目だ
ルイ
リアナ
綺麗……
ルイ
お前は、ストール様に
似ているな
似ているな
リアナ
ですね
リアナ
あっ!
ルイ
どうした?
リアナ
このネックレス………
リアナ
お母様の物だったんだ………
ルイ
本当だな
ルイ
まぁ、お前も大切な奴ができたら……
ルイ
やっぱりなんでもない
リアナ
えっ?
リアナ
(今、ルイさんはなにを言おうとしていたのかしら……)
ルイが言おうとしたこととは?
ルイ
次回は、リアナの力
のことだ
のことだ
シードル
お楽しみに