これは命に嫌われている、ある女の子の話
零
わたしの名前は零。命に嫌われている。周りの親しい人間は…みんな死んだ………
過去の話
零
じゃあね!彩乃、また明日!
彩乃
うん!また明日!
次の日………
お母さん
零。大事な話があるの……
零
何?お母さん。
お母さん
あのね。あなたが仲良くしている…彩乃ちゃんが………
零
彩乃がどうかしたの?
お母さん
彩乃ちゃんが殺されたって…
零
嘘!!嘘よ!
お母さん
悲しいけど本当なの。ニュースを見れば分かるわ。
零
嘘……いやよ…
お母さん
今学校メールが来たわ、自宅待機ですって。
零
………
翌日…
零
彩乃………
しかし、その日に悲劇が起きる…
先生
零さん!今、お母さんが殺されたって………
零
いやぁぁぁあ!!っ……うっ……
そして、また犯人は逮捕された。でも、私にはお父さんしか居ない。お父さんは殺されて欲しくない。しかし……
零
……………
零はもう泣けなかった。悲しみのあまり、涙が出なかった。
零
私、気づいたの。私に関わったらみんな死んでしまうって………それから、命に嫌われているってことに。