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夢小説注意
題名『とける』 曲名/愛ゆえに
三途 春千夜
彼は大体夜出勤
夕方に帰ってきて軽くシて…
別に私が掛けてもいないピチッと 真っ直ぐ綺麗なスーツに袖を通す。
私は布団の上でまたくだらないことを 考えて頭がボヤってしてくる。
三途 佳奈
三途 春千夜
彼は洗面台に行って身なりを整える。
昨日も…あれ?どうだったっけ、、
昨日も一昨日も別に 同じなのだからどうでもいい。
ジャー…
三途 佳奈
そして私は彼のいる 洗面台へと足を運んだ。
三途 佳奈
三途 春千夜
声掛けても目を合わせることはない。
鏡の自分と見つめあって話し合ってる彼。
私の目を見てくれるのは最中だけ。
でもそれって私の事を見てくれてるのか…
そんなことはわかってる。
三途 佳奈
三途 佳奈
三途 春千夜
彼は私を振り払って出ていってしまう。
三途 佳奈
三途 春千夜
『来る』じゃなくて『帰る』でしょ?
でも彼にとっては違うみたい。
此処は私達の家なのにね。
三途 春千夜
バタンッ
三途 佳奈
三途 佳奈
三途 春千夜
三途 佳奈
三途 春千夜
ほらね。こんな簡単な約束。 明日にならなきゃ分からない。
三途 佳奈
三途 佳奈
三途 佳奈
三途 佳奈
立とうとしたら腰が重くて しょうがなかった。力が全く入らない。
三途 佳奈
三途 佳奈
「結婚記念日なのにな…」
三途 佳奈
仕事帰りまだ空は日が出ていた。
灰谷 蘭
灰谷 竜胆
ドンッ
三途 春千夜
三途 佳奈
全く気づかなかった。
三途 春千夜
手に合ったのは薔薇だった。
灰谷 蘭
三途 佳奈
88本。意味は『無限の愛』。
三途 佳奈
そんな事をふと 思ってしまう自分に嫌気がさす。
三途 春千夜
灰谷 竜胆
三途 佳奈
私は春千夜のシャツの袖を握る、
三途 春千夜
三途 佳奈
三途 春千夜
こうやって私が彼の袖を掴まなければ
すぐに終わってしまう関係なのだから。
それでも私は自分が 自分でなくなるのが嫌だ。
本当の私は今どこにいる? それならこれで私から終わりにしたいの
三途 佳奈
「別れよ。」
三途 春千夜
高橋 佳奈
三途 春千夜
高橋 佳奈
三途 春千夜
高橋 佳奈
散らかった部屋の中
貴方との時間はくだらなかった。
どうでもいい話をして 無駄な時間を過ごした。
それでも、こんなにくだらないはずの 貴方との時間がどうしてもどうしても…
大好きだった。
ずっとずっと私は こんなくだらない話がまたできたらなと
貴方が変わっていく中 私だけが変われなくて…
置いて行かれているようだった。
私の中で一枚ずつ花びらが散っていった。
三途 佳奈
三途 春千夜
もう無理だって思った頃には 体の関係。貴方…いや彼の発散道具。
どうせこれだって愛だと呼ぶのでしょう。
そうすると私も彼も_____
三途 佳奈
三途 佳奈
春千夜は帰っていった。 どうせ他の女のところだろうけど。
部屋は全て私にくれることになった。 どうせ彼のものなんて 歯ブラシぐらいしかなかったからどうでもいいってことだろうけど。
『1日後』
三途 佳奈
三途 佳奈
三途 佳奈
私はいつの間にか彼に依存していた。
私も彼を発散道具として 被害者ぶって利用していた。
三途 佳奈
三途 佳奈
「触ってよ…」