💜
ドアが開く音がしたのでパソコンから顔を上げれば、そこには🧡君が立っていた。
今日🧡君何か予定入ってたかな?
🧡
後髪をガシガシかきながら、気まずそうな顔をする。
夕暮れ時で外から入る夕日が🧡君の顔を赤くてらす。
💜
💜
心配になり立ちあがろうとすると、🧡君は慌てて止めに入った。
🧡
🧡
💜
🧡
🧡君はそう言うと、近くにあった椅子に座り自分で持ってきたのであろうパソコンを開いた。
💜
ネタが思いつかないなんて言ってたけど、今日の🧡君の動画はすでにいつも通り投稿されていた。
投稿したのなら家でゆっくり休んでいたらいいのに。
ネタ作りに焦る必要もない。
でもきっと🧡君なりに、明日明後日と先を見越してネタをずっと考えているのだろう。
俺も何か力になってあげたいのだが、🧡君のエンターテイナー性には俺も他のメンバーも敵わないだろう。
放送もライブもいつも🧡君が面白い流れをつくってくれる。
💜
話しかけると、パソコンの画面を気怠げに眺めていた🧡君の表情がパッと明るくなる。
🧡
💜
💜
💜
🧡
🧡
🧡
率直な感想を伝えれば、🧡君は嬉しそうに動画作成の裏側を話してくれた。
特にネタ不足で悩んでいるようには見えない。
やはり何かあったのだろうか。
🧡君を問いただそうとしたが、特にそこから会話が続くわけでもなく、🧡君はパソコンに向かって黙々と作業を始めてしまった。
2、3時間が経過し、スタッフさん達はもうほとんど退勤した。
ひと段落今日の目処がついたところでふと視線を上げると🧡君と目が合った。
気分転換とは言っていたが、部屋はスタッフさん達が出入りするし、俺も電話したりしてたから集中できる環境ではなかっただろう。
💜
伸びをしながら🧡君に笑いかけると、少し🧡君が困った顔をする。
🧡
🧡
💜
🧡
頭の後ろで手を組みながら🧡君が笑った。
🧡
💜
🧡
お互い目を合わせて、はは!っと笑った。
💜
外はもう真っ暗である。
🧡
🧡君はパソコンをしまいだす。
💜
🧡
💜
俺は🧡君の元に行き向かい合って椅子に腰掛けた。
🧡
💜
🧡
💜
💜
ぐいっと🧡君に詰め寄る。
🧡
🧡君は目を泳がせ俺と目を合わせようとしない。
💜
🧡
💜
俺は意を固めた。
🧡君の悩みを少しでも軽くできるのなら俺は全力をつくす。
いや、悩みなんてなくしてやる。
🧡君が真っ直ぐ前に進めるようにする。
🧡
💜
🧡
ゴクリと固唾を飲む。
🧡
💜
🧡
💜
💜
🧡
🧡
💜
🧡
🧡君が顔を手で覆い隠す。
正直
開いた口が塞がらない
状態。
💜
🧡
確かに俺たちの活動に不安はつきものだ。
最近は軌道にのってきたものの、結成当初から心の片隅に不安というものはあった。
それでも俺たちは力を合わせて不安を乗り越えてきた。
だから、不安を持ちながらも自分をそしてメンバーやリスナーさんを信じて日々活動している。
確かに夢で解散だなんてものをみたら、不吉に思ってしまう。
でも、🧡君こそ不安というものを割り切ってポジティブに活動をしているものだと思っていた。
夢で見たものに不安がり俺に会いに来てしまうほど心の繊細な持ち主だとは思っていなかった。
💜
🧡
💜
💜
💜
💜
💜
🧡
💜
🧡
🧡君は何度も頷いた。
💜
🧡
💜
🧡
ははは!と🧡君がニッコリと笑う。
なんだか安堵したような穏やかな表情だった。
それにしても、不安で俺に会いに来てしまうなんて🧡君案外可愛いところがあるんだなぁ。
面白おかしくして周りには陽気な関西人に見せているけれど、時々天然なところがあったり、
今みたいな繊細なところがあったり。
大人な雰囲気だけど、実は内面に子供っぽさを持っていたりして、俺より歳下だったと実感する。
🧡君の新たな一面をまた観ることができた。
🧡
💜
🧡
🧡君が自分の顔をペチペチ叩く。
💜
(ブーブーブーブー)
タイミング良く🧡君のスマホのバイブ音が鳴る。
🧡
💜
🧡
💙
🧡君が電話に出ると同時に俺にも聞こえてくる声量で💙ちゃんのガサガサボイスが響いた。
🧡
💙
💙
💜
🧡
🧡
🧡
💜
🧡君は至極真っ当な顔で話す。
俺はもう堪えきれず
大爆笑。
💜
💙
🧡
俺は🧡君のスマホを取りあげる。
💜
💙
💜
🧡
💙
スマホ越しに💙がギャンギャン喚く。
💜
🧡
💙
💜
💙
面倒くさそうな風を出しながら💙ちゃんの声が嬉々としだす。
💜
💙
💜
💙
💙
💜
💙
それで💙との通話は切れた。
🧡
💜
💜
🧡
💜
🧡
💜
🧡
🧡
💜
💜
🧡
🧡君が恥ずかしそうな顔をする。
💜
💜
🧡
💜
🧡君のスマホが光る。
💙ちゃんからLINEがきたみたいだ。
💜
🧡
💜
🧡
💜
🧡
💜
🧡
💜
🧡
💜
🧡
🧡君は心から幸せそうににっこり笑うと、足取り軽く歩き出した。
一瞬自分に向けて言ったのかと思い不覚にもドキッとした。
さすが天然。これで計算されていたら小悪魔だよ
💜
🧡
🧡
💜
ふふっと笑いながら俺は🧡君の後を追った。
❤️君の放送終了とほぼ同時に俺らは❤️君の家に押しかけ、困惑する❤️君をよそにみんなで乾杯しゲームをはじめ、
🧡君の悪夢をみんなして笑い飛ばし、みんなベロベロになった状態(俺はシラフ)でこれからの夢を高らかに語り合った。
まぁ、何が言いたいかっていうと
やっぱ
すとぷり最高!
おわり
コメント
2件
ブクマ失礼します〜、