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11 - 第一章 いつも別れは突然に (非)日常編 2日目 その2

♥

9

2024年03月06日

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恐る恐る戻ると1人の男は怒っていた

龍麻

ついに3回目だぞ、分かってんのかゴラァ

今日は俺が誘ったと言えばいいか?

俺がこいつらの分は分けてやるから許してくれ

龍麻

ったく、もう次はねぇからな!

やっぱりご飯のことが絡むと甘い

柚依

はい!昨日はね、あんな放送があったけど!気にしないで美味しいご飯を食べて!ゆっくり過ごそー!やってきたら返り討ちにしちゃえばいいんですよ!

悠希

準備なら出来ている…

龍麻

俺だって返り討ちにできる自信ならあるぜゴラァ!

敦士

二刀流…やったことはないがやってみる価値はありそうだな

愛染

こっちは恭介がいれば問題なし!

お前が戦った方が早いだろゴリラ

ノウル

皆を絶対守る!

咲桜

( ˘ω˘ ) スヤァ…頑張る…

軽く防具とかは作れる範囲で作っておきましたからいつでも対抗できますよ

僕も精一杯やれることはやるよ

吹葵

頼もしいなぁ…みんな対抗したるで!

…頑張る

朱理

僕だってかっこいいとこ見せないと腰抜けだって映えないじゃん!

???

……待って

その時ここまで一言も話してこなかった仮面をした子がついに口を開いた

???

皆…驚かないで聞いて

龍麻

んだ?いざやってやろってときに

龍麻

怖気付いてるんだったら気合い入れにぶん殴るぞ!

???

そうじゃない!僕は鳴海波瑠っていうんだ!ここに来てごめん

波瑠

だけど一つだけ言いたいんだ

周りを見渡し小声で言った

波瑠

だけどここだと聞かれるとまずいから…着いてきて

そういうとついて来てと言った。

全員は仕方が無いのでついて行くことにした

そう言ってついて行った場所は今朝見たカフェの中だった

波瑠

ここなら…よし

龍麻

で、なんだってんだよ

波瑠

単刀直入に言うね、君たちじゃあのぬいぐるみには勝てない

龍麻

てめっ、なんだってんだよ!怖気付いてんのか!

波瑠

いや、違うんだ最後まで聞いて

そう言うと鳴海(くん?)は落ち着いた口調で話し始めた

波瑠

僕は昨日夜時間に出歩いたんだ

波瑠

そしたら犬のぬいぐるみがどこかへ歩いていくのを見たんだ

波瑠

僕は気になってあとをついて行ったんだ

波瑠

そしたら1階の階段裏に隠し通路を発見したんだ

波瑠

それとあらゆる所に盗聴器とカメラが仕込まれてるこれは連れ去られた初日、0日目に分かってたんだけど確信が欲しくて昨日も探し回ってたんだ

衝撃的な発言だった確かにこれは場所を変えないと言えないような話だ

龍麻

だからどうしろってんだ、対抗するなってか?

波瑠

ここからが問題であのぬいぐるみは銃火器を溜め込んでたんだ

その言葉に当たりは騒然とした

波瑠

みんなもわかる通り初日目に気配もしないで音速で飛んできた弾丸、確かにあれは真山さんだから対処出来たけど

波瑠

これが他のみんなで相手がマシンガンを出してきたら?爆薬を投げ込んできたらどうするつもりなの?

波瑠

そのまま全員蜂の巣だよ

確かにあの弾丸は良けれる代物ではなかった、私たちじゃ一発でやられてしまう

波瑠

先に言っておくけど僕は超高校級のサバゲー選手だから銃火器には詳しいよ

波瑠

だからこそ信じて欲しい

龍麻

だからってここで誰か殺されるのを待てってのか!冗談きついぜ?あ‪”‬ぁ゛ん‪”‬っ?

待つんだ、だけど今回は彼の言うことを聞いた方がいい

あぁ、僕もそう思うよ

龍麻

てめぇらな!人ひとりが死ぬかも知んねぇんだぞ!全員死ぬかもしれねぇんだぞ!分かってんのか!

ノウル

そうだよ!皆死んじゃうの嫌だ!だから戦わなきゃ!

波瑠

お願いだ、時間は少ない僕の言うことを聞いて欲しい

波瑠

お願いだ…

1粒の涙が頬を伝っていくのを私は確かに見た…

龍麻

だからってよ、降伏しても俺たちは死ぬんだろ?どうすりゃあいいんだよ!

波瑠

僕が囮になって死ぬ

鳴海くんの口から突如自分が死ぬと言ったのだ

龍麻

てっめー!ふっざけんな!なんでテメェが死ななきゃならねぇんだよ!

柚依

そうですよ!死ななくてもいい方法を探しましょうよ!

波瑠

この時間に僕が自害すれば問題は丸く収まると思うんだ

波瑠

お願いだ死せて欲しい

彼は切羽詰まった顔でそう言った

龍麻

だからってよ…

波瑠

ごめん…僕はここで自害する。だから皆部屋に戻って寝て明日を迎えて欲しい

波瑠

お願いだ!僕の生涯最後のお願いだ!

その目からは涙がとめどなく流れていた

皆はもうどうにもできない現実に、 彼を救いたいけど救うことの出来ない現実に苦しんで泣いていた

吹葵

あかんで…あかんで!先に死んだらあかん!みんなで一緒に帰るんやろ!

朱理

そうだぞ!ひっく…うぃんなで帰るんだ!うぅ…

……………帰るぞ

この中苦しみながら声をしたのは橘くんだった

龍麻

おい…あいつを置いてくってのか!

そう言ってるんだよ…聞こえなかったか

龍麻

もういっぺん言ってみろ!ぶち殺してやる!

胸ぐらをつかみ、拳を振りかざそうとした時

愛染

やめて…違うよ、辛いんだよ恭介だって辛いんだよ!さやは分かる!だって恭介泣いてるんだもん

確かに橘くんは目から涙を流していた

俺だって!こいつを置いていきたくねぇよ!だけど…だけど…やるしかねぇんだ…

もう本当に時間は無い…おいて戻るぞ…こいつの死を超えてこれ以上誰も死なないようにやるんだよ…

全員泣いていた…こうやって話し合っている間にも刻一刻と時間は過ぎ去っていく…時間があまりにもなくもう…こうするしかない…

波瑠

分かってくれて嬉しいよ…それじゃあみんなに当てた手紙を持ってきたんだ

波瑠

もしピンチが訪れたら見て欲しいその時まで絶対に開いちゃダメだよ…

そう言うと涙でぐちょぐちょになって震えながらポケットから全員分の手紙を出してきた

紫穂

本当に…やるの?

私は現実を受け止めきれずに聞いた

波瑠

ごめん、もう時間がない…やるんだ…

そう言うと鳴海くんは大きな声で言った

波瑠

すぅ…はぁ…僕は!君たちと会えたこの数日間とっても楽しかったよ!だから!僕の死を乗り越えて前へ進むんだ!早く部屋へ戻るんだ!

全員…もう口を開くことは出来なかった…

そして…もうすぐ夜時間が来る

全員部屋に戻った…

皆殺しまであと30分前

紫穂

あと15分で夜時間だ…

紫穂

鳴海くん…

おもむろに名前を呼んだ時だった、電子手帳が鳴り出した

紫穂

誰…

名前を見るとNextと書いてあった

Next

はーい!元気してる?誰って?僕だよ僕、Nextーーーー!はーっはっは!

こんな時に…最悪だ…

Next

あっ、でね鳴海くんのことなんだけど

この犬は鳴海くんについて話し始めた

Next

鳴海波瑠くんは死にませんでした!

Next

いやぁ…僕としては残念だよ…あんだけ違反でボコボコにしたのにしぶとく生きてるなんてさぁ〜

Next

あっ、それと盗聴器ってどこにでもあるからね?店の壁の中とかさバレバレなんだよねぇ〜あっ!部屋にはプライバシーのためありませーん!嘘はつかないから安心してねー!あと、電子手帳の通話記録も見れないしね!犬に二言はないさ!

Next

ということで、あと15分で皆殺しを始めまーす!

…!?

Next

あっ、言い忘れてたけど今回殺した人には何でも夢を叶えられる権利をあたえまーす!国家予算だろうがなんだろうがこの土地を作った僕にかかれば簡単さ!

Next

それじゃっ!まったねー!

何が何だか分からない…鳴海くんが生きてる?

あの後死なないでいたってこと?それに超したことはないけども…

分からない…分からないよ…鳴海くん

紫穂

この時こそピンチかもしれない…手紙を開けよう!

手紙を開けるとそこにはこんなことが書いてあった

波瑠

僕は奴らに起爆装置を付けられている。
そしてこの場所全域にも付いている。騙してごめん。だけど、あの時みんなをあそこに集めなければ全員死んでたんだごめん…ごめんなさい

つまり…操られていたということだった…

現実を受け入れれずに居るとまた電子手帳がなった

紫穂

ほんとにもう嫌だ…

名前を見ると橘くんだった

紫穂

はい…もしもし

良かった!繋がって

すごい焦っているような声だった

紫穂

どうかしたの

愛染を見てないか!?

愛染の姿が見えないんだ!

私は嫌な予感がした

紫穂

いつからいないの!

詳しくは分からないが、全員が部屋に戻ったきりで最後に会おうと今部屋の前に来たら扉が空いてて愛染がいないんだ!

すごくすごくすごく嫌な予感 いや確信なのかもしれない

紫穂

分かった今出る!

私は嫌な予感を胸に部屋を飛び出した

私は急いで愛染さんの部屋の前へ向かった

良かった、来てくれたんだな

隣には吹葵さんもいた

紫穂

あれ?吹葵さんなんでここに?

吹葵

えっ、だって私さやちゃんの向かい部屋やで?こんだけ騒いどったら出てくるわ

吹葵

ほんでこの事態と

吹葵さん…普通に話しているけど目が真っ赤…

あと10分…何も無いといいが

紫穂

まず最初に行くような場所を考えましょう!

まず行ける範囲について考えることにした

紫穂

電話が来たのが今から5分前そして、橘くんがここに来たのが?

ちょうどそこから2分くらい前だな

確かに部屋まで戻るのに個人差はあるけど、10分もかからない距離だ

私は朝の疲れから15分くらい前についたばっかりだったけど元気なあの子なら余裕で着くと思う

紫穂

とりあえず聞くけど、愛染さんってあの後どうしたの?

先に戻るって言ってダッシュで帰っていったから5分くらいでここには着いていたはずなんだ

着いて25分…そして橘さんが訪れて17分…その間8分

紫穂

8分でここから行ける場所は?

朝に走ったからわかると思うが行ける場所はさっき集まったカフェ、プールぐらいだな

あとはグラウンドだ

あとはここの場所のどこかぐらいだな

紫穂

うーん…手分けして探そう!

紫穂

全員に呼びかけてみる!

吹葵

わっ私もやるで!

そうして、呼べる人を呼んで手分けして探すことに

ここまでで残り6分

紫穂

愛染さんならどこに行くだろう…

俺は1番遠いプールに行ってくる

吹葵

私はこのカフェを調べてくるわ!

紫穂

私は他のみんなと一緒に施設内を探すよ!

紫穂

みんな!急いで探して!

電子手帳のグループ会話状態にして全員にそう言った

プール

はぁはぁ…おい!さや!いるか!いたら返事しろ!

くっそ!プールにはいねぇどこに行っちまったんだ

施設内

紫穂

はぁはぁ…見つかった?

龍麻

いやいねぇ

柚依

2階どこにもいません!

ノウル

1階にもいないよ!

外の周辺も探してみたけどいないね

3階屋上へ繋がる階段も探したけどどこにもいないよ

敦士

一緒に三階をくまなく探したが影も形もないなかったな

朱理

各部屋を許可を経て探したけど誰か匿っているという訳でもないね!

当たり前でしょ…

咲桜

ふぁぁ…グラウンドも探してみたけどいなかったよ…

悠希

探している過程で見てみたのだが…階段裏とやらに…部屋らしきものはなかったぞ…

紫穂

一体どこに…

カフェ

吹葵

さやちゃーん!

吹葵

おるなら返事しい!

吹葵

流石におらんか…

吹葵

一応裏も見とこか…

店の中の裏側へ回った時すぐ目に飛び込んできたのは

愛染さんの首を吊っている姿だった

吹葵

っ!?ちょっとさやちゃん!

急いでロープから首を外してその場に寝かせる

吹葵

あっ…てぇっ…えっ…?

吹葵

うそや…うそやうそや!

あまりの出来事に頭に酸素が回らないどうにもならない

吹葵

さやちゃんしっかりしぃ!

吹葵

さやちゃん!

皆殺しまで後1分

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