桃赤
俺には、大切な大切な友達がいた
その子とはすごく仲がよく
よく遊んでいた。
赤
赤
桃
桃
当時まだ小学生ではなかった俺たちは
友達がお互いしかおらず
ずっと遊んでいた
いつしか俺は、桃くんがいないとだめという身体になっていたのかもしれない
ある日突然、桃くんからあることを告げられた
桃
赤
赤
桃
俺は、いつしか泣いていた
今だったら、桃くんのことを思って涙は我慢するが
当時の俺は我慢できなかった
赤
赤
桃くんは、瞳に涙をためていた
泣きたくなかったのだろう
彼自身のプライドがあったのだろう
桃くんは、俺を抱き寄せた。
桃
桃
桃
一粒の涙が俺の肩に落ちた
赤
桃
桃
俺は、桃くんの言葉に安心した
そして、涙を拭いて二人で指切りげんまんをした
あれから約10年。
俺は高校生になった。
桃くんのことがあり
桃くんがやっぱり忘れられなくて
桃くんと比べてしまって
桃くんがいいと思ってしまって
友達をつくるのをやめた
だから、現在孤独。
俺は、桃くんが言ってくれた言葉を今でも信じて待ち続けてる
桃くんだったら、絶対来てくれるから
‥‥‥
でもやっぱりちょっと不安になる
本当に来てくれるのかって
桃くんは俺のことを忘れてるんじゃないかって
たまに、頭がおかしくなりそうになる
今になり、桃くんに抱いていた感情が恋だったことに気づいた
一度でもいいから会わせてほしい
そう願ってしまうのは、おかしなことですか、?
今日もいつもどおり学校へ行く
楽しいことなんてなかった
けど、今日はいつもと少し違った
ホームルームの時間になっても
先生が来る様子がない。
クラスの子は友達と楽しく話してる
俺は一人で窓の外を見ていた
しばらくして、先生が来た
先生
クラスの子は皆、とても喜んでいた
男子は女子、女子は男子が来てほしい様子だった
先生
そして、扉が開く
桃
桃
桃
俺は、ずっと丸い目をしていたのかもしれない
ずっと会いたかった人がここにいる
すごく嬉しかった
泣いてしまいそうだった
‥‥‥‥‥‥
女子たちがかっこいいって、ずっと言ってる
桃くんは俺のなの!
そう言ってやりたかった
先生
俺はあいにく、一番前の一番左
隣になりたかったという欲望を必死に抑えた
桃
そういって、俺の横を通ったとき、
俺の机に折りたたまれた紙がおいてあった
俺は桃くんをみたが、桃くんは席に向かって歩いていた
俺は、すぐその紙をみた
その紙には
「迎えに来たよ」
そうかいてあった
涙が一粒机におちる
俺は涙を拭いた
紙をまたみてみると
小さな文字でこう書いてあった。
「ホームルーム終わったら、隣の教室来てよ」
やっと話せるんだ
そう思ってニヤける顔を必死に我慢する
ホームルームが終わり、すぐ隣の教室に向かった
行ったら、そこには大好きな彼がいた
桃
そういう彼の声は、昔と違って
とてもかっこよかった
俺は、思いきり桃くんにとびつく
桃
桃
赤
彼に飛びついたときに気づいた。
昔は同じくらいの身長だったのに
いつしか君はすごく高くなっていた
桃
赤
桃
桃
赤
赤
桃
そう言い、彼は俺の頬を両手ではさんだ
桃
そういう彼は、すごくイケメンだった
昔は、可愛らしかったのに‥‥
俺は、ずっと桃くんに抱きついていた
桃
桃
俺は顔をあげ、桃くんの頬にキスをする
そして
赤
桃
桃くんが俺に対してそういう感情を持ってなかったとしても
絶対好きになってもらうから
絶対他の子に奪われたくないから
赤
勇気を出した
桃くんの顔はとても赤くなっていた
俺の顔も赤くなっていると思う
桃くんは深くため息をして
俺を抱き寄せた
桃
赤
end
タップお疲れ様でした!
最近たくさんの方が見てくださっていてとても嬉しいです
今後とも紅の杏をよろしくおねがいします。
最後までご覧いただきありがとうございました!!
コメント
26件
最高すぎる♡
ブクマ失礼します!