/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
数日後
玲那
ごめんね、みんな
玲那
忙しい時に
憐
やだな、忙しいだなんて
憐
俺等はちょうど暇してたよ
聡馬
うん、暇過ぎてカラオケ行こうとしてたレベル！
優翔
二人は放置して
優翔
…過去というのは？
聡馬
おい！
海音
う、うん
海音
優翔くん達も美紅の事は御存知なんだよね
憐
ああ、あの子
憐
そいつがどうかした？
玲那
そ、そいつって……
憐
ん？
夕香
美紅の事知ってるなら
夕香
概ね話は知ってると思うけど
夕香
実は昔、海音が働いてる仕事で危険な奴が居てね
優翔
危険な奴とは………？
玲那
簡単に言ったら
玲那
ストーカーみたいなやつ
憐
あらら
聡馬
海音ちゃん可愛いもんなー
夕香
ほーう？
聡馬
い、いや、友達として思ってるよ！
聡馬
もちろん
憐
何々ー？
憐
しつこく連絡聞いてきたり、とか？
憐
家の前まで尾行(つ)いてきたり、とか？
海音
うん
憐
まじか
聡馬
でもその事件と美紅と
聡馬
どういう関係が？
聡馬
話を聞いてる限り
聡馬
ストーカー野郎の話しか……
夕香
その時に海音がグループにチャットしたの
夕香
「仕事場に困る先輩が居る」
夕香
「誰に言っても助けてくれない」って
憐
それは…辛い思いをしたんだね…
海音
でも玲那や夕香が傍に居てくれたから
海音
強さも減っていった
海音
だけど……
海音
相談したその日
海音
玲那と夕香は心配しちゃって
海音
家に来てくれたけど
海音
美紅は……
海音
…………
優翔
話せないなら無理をしないで
夕香
代わりに言おうか？
海音
………うん
海音
ごめん…お願いします
優翔
大丈夫？
優翔
お水飲みます？
海音
ありがとう
憐
その女がどうしたの？
夕香
美紅はね話に乗ってきたの
夕香
「何それ、そういうのマジであるのー？」
夕香
「チャット交換しなよー」
夕香
「彼氏欲しがってたじゃーん」ってね
聡馬
ぅーわー
憐
ちなみにそのストーカー野郎は何歳？
海音
69歳…って言ってたかな
憐
！？
玲那
でもそのおじさん
玲那
定年には見えなかったぐらい元気なの
夕香
そうだね
夕香
そんでズカズカ入ってくる所とかね
玲那
んねー
優翔
玲那さんと夕香さんも会ったんですか？
玲那
うん、海音からのSOSだったし
玲那
私と夕香で懲らしめようとしてたの
玲那
そしたら案の定私達にも連絡先を聞いてきたわけ
夕香
鳥肌が異常だったぐらい
夕香
気持ち悪かった
聡馬
そりゃそうだろうな
玲那
美紅の事最低だと思ったのはこの後なのよ
聡馬
え、これから？
夕香
そう
夕香
美紅はね
夕香
海音の連絡先と住所
夕香
彼氏が欲しがってる事も全部
夕香
そのおじさんに教えたのよ
聡馬
な、なんだって！？
憐
あー
憐
それは無理
憐
俺でさえ階段から突き落としたくなるレベル
優翔
怪我はさせないであげて
優翔
撃退する方法なんて幾らでもありますよ
憐
んふー♪💢
憐
そうなんだけどねー？💢
優翔
とりあえず珈琲飲んでください
憐
んー
ごく、ごく…
憐
ぷはー、落ち着いた
優翔
警察には話したんですか？
玲那
話したよ
玲那
証拠もいるだろうからって
玲那
全部録音して提出した
玲那
おじさんは捕まったけど
玲那
美紅は尋問されただけで帰されたって
聡馬
犯罪なのに？
優翔
んー、それだけでは犯罪にはならなかった気が……
玲那
その後のチャットが
玲那
「あーあ、おしかったねー」
玲那
「もう少しで彼氏出来たのにねー」
玲那
「まあ彼氏って言っても直ぐに死ぬような口臭いおじさんだけどね(笑)」
玲那
むっかーーーー💢！！
夕香
なんであんたが一番ムカついてんのよ
夕香
理由は分からなくもないけどさ
玲那
だって
玲那
海音泣いてたのよ！？
玲那
それなのにアイツはケラケラ笑っててさ！
優翔
まああの人は自分が傷付かないと分からないタイプなんですよ
優翔
いつかはそうなります
海音
………
優翔
夏祭りの…集合場所と時間決めておきません？
聡馬
そうだな！
聡馬
決めておこうか！！
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ