TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

カタカタカタカタカタカタカタ

ピピッ

ナナ

……んー

ナナ

まだ戦闘を見た事ある訳じゃないから

ナナ

それに合わせて設定するのは難しいか…

ナナ

過去の戦闘データないのかな…

ピピッ

ナナ

…これは…

ナナ

戦績データ…?

ナナ

……

ナナ

えっ5歳?!

ナナ

最初の戦績結果が7歳…

ナナ

はや過ぎない…?

普通、大型ロボを操縦し始めるのは早くて10歳

ナナ

…ユウ…って…何者…?

まだ認めてないからな

ユウ

もうーなんでさ!

ナナ・エリカル…

エリカルなんて聞いた事が無いぞ

ユウ

でも機械を扱う技術は凄いよ〜?

……はぁ…

全く…

とりあえず、次のトーナメント戦はTOP3以内には入れ

ユウ

…はーい

ウェルガー家の強さの証明でもある

お前1人の戦闘では無い事を忘れるなよ

ユウ

分かってるよ

ピッ

ユウ

うるさいなぁ…もう…

ソファーに横になって天井を見つめる

ユウ

…………

「ウェルガー家の初女性操縦士」

そう期待されていたの束の間α‬でありながら身体が弱かった私が付けられた名は 「α‬の欠陥品」

お父様はそれを気にして最新医療技術を私に入れ込んで無理矢理治そうとした

確かにだいぶマシになったし、自由に動けるようになった

ユウ

(…でもそれって、娘を心配して?それとも…家門を気にして…?)

結局は皆見てるのは家柄 私じゃない

ユウ

(私自身に興味を持つ人なんて…いない)

生徒会専用ホール

ヨル

今日は集まってくれて感謝する

ヨル

トーナメントの組み分けを発表させてもらうよ

ヨル

リン

リン

はい

ピッ

ホールに大きくトーナメント表が映し出された

ユウ

……

ユウ

(初戦…さっそく…ね…)

グレイ

………

チラッと見るとグレイと目が合い、直ぐにそらされた

ナナ

ユウ

ユウ

ん?

ナナ

気をつけてね…?本当に

ユウ

ははっ

ユウ

大丈夫大丈夫

ユウ

私、強いから

数日後

ナナ

充電パックもOK、制御装置も全て問題無し

ナナ

ハッチもう開けられるわよ

ユウ

了解

ユウ

じゃあそろそろ行こうか

ユウ

レヴァ

第1訓練所

「第1試合、グレイ・シェルダ ユウ・ウェルガー 試合開始します」

「勝利条件は相手の首の切断」

「START」

ビビーッ

開始の合図が鳴りハッチが開いた

ユウ

行くよ、レヴァ

レヴァラルタ

はい、ユウ様

ナナ

(凄い……何より…速い…)

速いスピードで相手の銃弾を避けながら徐々に距離を詰め始めるユウ

ナナ

ユウ、銃以外も注意して

ユウ

了解

グレイ

(あいつのせいだ…あいつのせいで父さんにも見放されたんだ…殺してやる…)

グレイ

殺してやる…

グレイ

死ね…!!!

グレイ

α‬の出来損ないがぁぁ!!!!

ピューンッ!!

ユウ

!!

機体の左腕が吹き飛ぶ程の光線が当たりバランスを少し崩す

ユウ

(なんだあれ…あれ…実戦仕様の威力だろ…?!!)

レヴァラルタ

ユウ様、危険です

レヴァラルタ

一度退避して…

ユウ

……嫌だね

レヴァラルタ

ユウ

体内に接続開始

ユウ

機体と同調して

レヴァラルタ

ユウ様

ビビッ

「レヴァラルタとユウ・ウェルガーのリンクを開始します」

ナナ

これは…?

画面が切り替わり%が100になる

「左腕の修復開始、mode狙撃」

ヨル

始まった

ナナ

!ヨル先輩…

ヨル

ユウ…

ヨル

あいつだけが出来る機体との同調

ヨル

…思いのままに操れるし、破損した部位さえもコントロール出来るけど…

ヨル

……身体に負担がかかる

ナナ

!!

モニターを見ると破損した武器が巨大なスナイパーライフルになり左腕にくっついた

ナナ

なに…あれ…

そしてチャージされた後グレイの機体の首を吹き飛ばした

ピーー

「首切断により、勝者 ユウ・ウェルガー」

ヨル

…終わったか

戦闘が終わりナナの元へと行った

ユウ

はぁ…はぁ…

ユウ

(…心臓が…掴まれてる気分…だ…)

ナナ

ユウ!!

ユウ

はぁ…っ…

息を整えてナナと向き合った

ユウ

……ふぅ…

ユウ

…ほらね…勝ったでしょ…

ナナ

っ…

ナナ

貴女…そんなにボロボロに…

ユウ

…へへ…

グレイ

っ…くそ…くそ…

グレイ

元はと言えば…

グレイ

元はといえば…!

ユウ

…まだ何か…?

ユウ

戦闘は私の勝ち、でしょ

グレイ

…その…Ωの女が俺に歯向かったから…っ!!

ナナ

グレイがナナに足早に近づこうとする間に入った

ユウ

近づかないでください

グレイ

ぐ…貴様…

ヨル

そこまでだ

ヨル

結果こそが全ての戦闘でお前は負けた

ヨル

出ていけ

グレイ

っ……

グレイ

……絶対…ぶっ殺してやる…

ナナ

っ………はぁ…

グレイが去った後、初めて向けられた殺意に思わずその場にへたりこんだ

ユウ

…大丈夫?ナナ

ナナ

……うん

パッと目の前に手が差し出されユウを見る

ユウ

私が守るから

ユウ

だから、安心して

ユウ

ねっ?

ニコッと太陽のような笑顔で言われ胸の何かがキュッとなった

ナナ

あり…がとう…

手を握ると引っ張る訳でも無く支えるように持ち上げられた

ヨル

レヴァラルタ、3日で直せるか?

ユウ

え?

ヨル

3日後、第2戦だ

ヨル

そこの、機械管理科のお嬢さんは3日で直せるかな?

ナナ

ヨル

ユウのパートナー…

ヨル

婚約者なのだから、出来ないわけ

ヨル

ないよね?

ユウ

っちょっとお兄様……!

ナナ

……

ナナ

直せます

ユウ

ナナ

直してみせます

ナナ

(私だって、守られてるだけじゃ嫌)

ナナ

守られてるだけじゃ

ナナ

対等じゃないわ

ユウ

真っ直ぐな目でそう言う彼女

ユウ

………

ユウ

…ふ…っ…

ユウ

そうだね…

ユウ

じゃあ、よろしく頼むよ

ユウ

相棒

この作品はいかがでしたか?

34

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚