TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

蒼(ソウ)

ねぇ、お願い。

蒼(ソウ)

お願いだから...

『もう置いていかないで。』

蒼(ソウ)

ねぇ蘭

蒼(ソウ)

今日さ!どこか...

あー、ごめん。

俺今日用事あるんだわ〜

蒼(ソウ)

うん、分かった...

蒼(ソウ)

『ありがとう。』

マイキー

なぁ?最近お前ら、
仲悪くねぇか?

白髪で目の下にはハッキリわかるほど黒い熊体つきは、少し骨ばっている感じがしてすっかり細身になっていた。 いかにも体調不良ですと 言わんばかりの男、 我らが首領に声をかけられた。

蒼(ソウ)

そんな事ないと思いますよ?

蒼(ソウ)

これが『私達の普通』ですから。

マイキー

そうか。
俺の勘違いだったならそれでいい。

これ以上踏み込まれぬ様に 意味の無い一線を引いた。 一線を引いたところで、きっと誰もこの事には気づかないだろうから。 首領はこれ以上触れまいと ここで話しを終わらしてくれた。 いや、もしかしたら私達の 事など、存外どうでも いいのかもしれない。

蒼(ソウ)

それでは、首領
私はもう行きますね。

マイキー

あぁ道中には気をつけろよ

首領の先の言葉を聞かぬ様に 私も彼が出ていった扉の後へと 続いた。

きっとこれは、 彼にもあの人たちにも 誰にも分からない微かな変化。 これは私の 小さくて大きな嘘。

『綺麗なバラにも刺がある。』 きっとこの言葉が いちばんしっくり来て いちばん私に似ているのだろう。

『貴方の事を愛してました。』

loading

この作品はいかがでしたか?

102

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚