コメント
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失礼かもしれないですが。くろねっこさんってもう小説は書きませんか?
初コメ失礼します!ログイン前からずっと見ていたんですけどくろねっこさんの書き方尊敬します……!
うわ〜( ・ᯅ・ )くろねっこさんの久しぶりの投稿だー!!!\( ⍢ )/ 相変わらずの神小説ありがとうございます!
学パロ
俺は日常高校に通っているクロノアだ
学校では成績を上げるために勉強や運動を
評価を上げるために優しく率先して行う
そんな俺をみんなは優等生と呼ぶ
『流石優等生!』
『いつもありがとうな優等生』
『優等生は頼れるなぁ』
僕はそんなすごい優等生じゃないしなりたくも無いのに……
疲れてしまう
みんなの言う優等生になるのは
屋上は好きだ
静かで1人で居られる
周りの評価なんて気にしなくていい
唯一、優等生から解放される場所
クロノア
そう思った時気づいたら僕はフェンスを超えていた
クロノア
ぺいんと
後ろから声がする
振り返ると知らない3人がいた
クロノア
人が来た優等生で居なきゃ
……もしここから飛んだら解放されるかも…
クロノア
俺は近づいてくる3人を止める
しにがみ
クロノア
少しずつ近づいてくる3人
やめて解放されたいんだ…近付かないで
俺は近づいてくる3人に距離を取ろうとする
クロノア
片方の足の踏み場が無くなって空中に浮く
身体のバランスを崩す
俺は目を瞑り落下していく事を実感する
クロノア
ぺいんと
手に温かみを感じる
いつの間にかフェンスを超えて俺の手を掴んでいる黄色の人
しにがみ
息を切らしながら黄色の子を支える紫色の人
トラゾー
そう言って引っ張る緑色の人
そんな3人に俺は引っ張られ今はフェンス内にいる
クロノア
ぺいんと
聞こえなかったのかもう一度聞いてくる
だが、そんなことはどうでもいい
クロノア
トラゾー
ようやく…解放されると思ったのに…
優等生を辞めれると思ったのに……
ようやく…死ねると思ったのに……
クロノア
クロノア
みんな…みんな俺の事を「優等生」「流石」「頼れるって」俺はそんなやつじゃない…
クロノア
クロノア
クロノア
クロノア
それは3人に向けたものじゃなく……独り言のようなものだった。
ぽたぽたと地面の色が丸く暗い色へと変わっていく。
自分の目から溢れる水なんて気にしないでただ…ただ小さい子供のように俺は喚いた
それは優しくて何でもできる「優等生」とは程遠いものだった。
ぺいんと
しにがみ
あの日から俺は皆の友達となって現在では同じグループの仲間として楽しく遊んでいる
クロノア
トラゾー
しにがみ
クロノア
トラゾー
クロノア
しにがみ
ぺいんと
ぺいんと
クロノア
トラゾー
ぺいんと
しにがみ
ぺいんと
楽しそうに話す皆を見て俺は思う
クロノア
今死にたいって思っててもこれから楽しい事がいっぱい待ってるって思ってもう少し生きてみるのも良いのかもしれない
俺は昔の自分にそんな事を送りたいと思いながら今みんなで居る空間で笑った