俺は、しにがみ君が消えてしまってから悩み続けていた
死んでしまった事については2人に話しているが…
『核爆弾の後遺症』と言う事を伝えるかどうかで悩んでいるのだ
クロノア
クロノア
クロノア
俺はどうすればいいか分からなくなり大きなため息をつく
ここ何日かこの事についてずっと考えている
だがしにがみ君が目の前で消えてしまったせいか頭が回らない
クロノア
季節は夏、日差しが強く汗をかきながら歩いていた
俺は汗の事なんか気にせず、早足でとある場所に向かっていた
その場所は俺とぺいんととトラゾーにとってとても大切な場所だった
悲しくもなるし、時間を忘れる事が出来る
そんな場所だった
クロノア
俺が向かったのはしにがみ君の墓だった
俺はしにがみ君の墓の前でしゃがみ、話しかけた
クロノア
クロノア
返事が来ない事は分かっているが話しかけ続ける
なぜかと聞かれると答えられないと思う
だけど強いて言うならしにがみ君が見てくれてる
そう感じれるからなのかもしれない
クロノア
しにがみ君の墓に後遺症の事を伝えていいか迷っている
という事を説明してしにがみ君に意見を求めた
数秒間待っても返事は返ってこなかった
当たり前の事だった
当たり前の事だったけど俺の心に少しの悲しみが湧いてきた
俺はその悲しみを抑え、最後にしにがみ君へ言葉を言い放った
クロノア
クロノア
クロノア
そう言い俺は墓の前から立ち、帰ろうとした
立ち上がった瞬間、そよ風が吹いてきた
ふと風が吹いてくる方向を眺めた
そこには小さく、綺麗で堂々としたひまわりが揺れていた
クロノア
ひまわりはこちらを向き揺れている
クロノア
俺は溢れてくる涙を抑え、帰路を辿った
俺は家に帰ってきて2人を待っていた
2人には帰る途中で連絡したのでそろそろ来るだろう
ふと時計を見てみると俺が出かけてから3時間が経っていた
クロノア
そう1人呟くのだった
ピーンポーン
クロノア
俺は早足で玄関へと向かった
クロノア
トラゾー
ぺいんと
クロノア
トラゾー
ぺいんと
クロノア
正直まだ心配だった
しにがみ君を悲しませたくない
本当に言っていいのか?
そう心の中の自分に少しの間問いかけていた
2人に来てもらったんだから言うしかない
そう思ったので
俺は覚悟を決め、2人に言葉を放つ
クロノア
ぺいんと
トラゾー
2人とも何かを察した様な声色だった
俺は気にせず2人に伝える
クロノア
クロノア
クロノア
クロノア
最低限の事は言ったが、俺は涙が止まらなくなっていた
しにがみ君の事で涙が出ているのは勿論そうだ
それに加えて不安、戸惑いがあり涙が止まらないのだろう
涙を流している俺に2人は言葉をかける
ぺいんと
ぺいんと
ぺいんと
クロノア
トラゾー
トラゾー
トラゾー
トラゾー
トラゾー
トラゾー
クロノア
クロノア
クロノア
クロノア
クロノア
2人は最高の笑顔を浮かべ
こう叫ぶ
勿論です!
上から見ててね…しにがみ君。
わかめんぬ
わかめんぬ
わかめんぬ
わかめんぬ
コメント
6件
泣きました😭
感動😭うん…爆弾落としたやつ誰?殺るニコ🔪🔪🔪🔪しにがみ君の仇だ〜!🔪🔪🔪🔪🔪🔪
話の構成がしっかりしていてとても感動しました😭