白狼は一匹狼…じゃないｯ！！

すたーと…

昔、子供が1人樹海で迷子になった。

その樹海は、一度入ったら二度と出れないといわれるほど 入り組んだところだった。

村の者も、その子を探すことが出来ずに諦めていた。

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ…

その子が1人で泣いていると、一匹の白狼が現れた。

そして白狼は、その子を村の近くまで送り届けたそうだ。

まるで人のことを理解しているように。

その子から白狼の話を聞いた村人たちは、 その白狼を称え、神社をつくったそうだ。

「白狼神社」を。

あれから数百年。あの村人たちは当然死んじゃったけど その時の話を語り継いでるみたい。…

最近はこの神社に人が来なくなってきていて、俺の昼寝場所に なっていた。

男4人… 2人人間じゃない奴がいる。