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時間を見るともう遅刻寸前

アヤカ

お母さん行ってきます!

お母さん

気をつけなさいよ

アヤカ

はーい

バタバタと急いで家を出た

アヤカ

ん?この辺に
子供なんていたっけ?

通学路を 早歩きで歩いていると 前に小一くらいの 女の子がいた

この辺には あまり子供などは 見かけないけれど 最近越してきたのだろうか

子供

お姉ちゃん
どこ行くの?

突然女の子が 問いかけてくる

アヤカ

え、えっとお姉ちゃんは
学校行くんだ

子供

私と遊ぼ?

アヤカ

ごめんね今は無理なんだ

そういうと しょぼんとした顔で言った

子供

いつになったら遊べる?

アヤカ

帰ってきたら遊んであげる

子供

…分かった

アヤカ

それじゃまたね!

子供

………

私は急いでいたので 後ろを見向きもせず 学校へと急いだ

アヤカ

あれ?あの子いないのかな

帰り道あの子と 会った場所を探すが あの子の姿はなかった

アヤカ

まぁもう遅いしいないよね…

アヤカ

帰ろ

近くの子なら きっとまた明日会えるだろう そう思って私は家へ帰った

子供

お姉ちゃん
今日は遊んでくれる?

今日もあの子は 同じ場所にいた

アヤカ

ごめんね、朝は無理なの

どうしても私は遅刻癖があって 家を出るのが遅く 朝は遊んでる暇がない

子供

帰ってきたらここで遊ぼう

アヤカ

そうだね、遊ぼうね

子供

約束だよ

子供

絶対遊ぼうね

念を押すようにその子は 絶対と言う

アヤカ

…?うん

少し疑念を持つが そんなこと考えてる場合ではなく 首を傾げながら頷いた

アヤカ

(お母さんとか
いないのかな?)

リリ

アヤカおは…!?

教室に入ると 幼なじみのリリが 声をかけてくる

アヤカ

おはよー

アヤカ

ん?どうしたの?

私を見るなり 引きつった表情になるリリ

リリ

あんた…なんか
事故現場とか寄ってきた?

急な訳の分からない 質問に私は驚く

アヤカ

え??いや寄ってないし

アヤカ

近くにそんな場所ないよ?

リリ

だってあんた…

リリ

子供の霊が
ついてる…

アヤカ

え、なに怖いよやめて

突然リリがそう言い放つ

リリは霊媒師の 家系でありリリの お母さん程ではないが 多少視えると言っていた

私もリリほどではないが 最近見えるようになった

リリ

ほんとよ、
私のこの目で見てるんだから

アヤカ

見間違いじゃないの
怖がらせるのやめてよ

リリの霊感が 本物なのは知っているが 自分についてるとなると 怖くなる

リリ

あんたも霊感あるでしょ

リリ

赤いゴムで髪を
1本に結んでる

リリ

茶色い髪色の

その容姿は記憶にあった

アヤカ

え……

リリ

その子遊びたがってるみたい

アヤカ

あ……昨日の朝『遊ぼう』って
小一くらいの子が…

リリ

遊んであげて

リリ

その子別に
悪い霊じゃないけど
遊べなかったのが未練みたい…

アヤカ

わ、わかった

リリ

大丈夫よ
きっと危害は加えてこないわ

アヤカ

うん、リリを信じるよ

意を決して私は その子と遊ぶことにした

子供

お姉ちゃん

子供

遊ぼう

急いで帰路に着けば その子はいた

リリの言葉通りなら この子は幽霊なのだろう

ハッキリ見え、かつ喋れるため あまり幽霊だと思えないが リリの言葉を思い出すと 少し怖くなる

アヤカ

あ、

ただこの子は遊びたいだけ

そう言い聞かせ 口を開く

アヤカ

い、…いいよ、遊ぼう

子供

ありがとう

アヤカ

…どういたしまして

子供

お姉ちゃん

そう言う女の子に 目を向けた

アヤカ

ん?どうしたの…

アヤカ

うわっ!

女の子の体は 透けていた

子供

約束破らないで
来てくれてありがとう

アヤカ

……あ……うん

あぁ、この子は 遊びたいんじゃなくて

きっと 誰かとの約束を 果たせるのを待っていたんだ

その後リリの お母さんの元へ行き話を聞いた

あの少女は 病死してしまった子で

亡くなる前友達と 遊ぼうと約束していたのを 果たせなくて 成仏出来なかったようだった

霊感があるがあまり 人間と幽霊の区別が つかないとなると怖くなる

けれど

幽霊も元は人間なのだから。

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コメント

3

ユーザー

うわーー!!めっちゃええやん!そういう体験してみたいな(怖いけど…)

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