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控室のドアが、カチリと静かに閉まる
一連の配信作業を終えた影山律はいつも通り廊下を歩き始めた
足音は静か手元のタブレットにはログと音声ファイルの保存状況
小柳ロウ
伊波ライ
小柳ロウ
パネルケースを開いたまま床に座り込んでいるのは小柳ロウとその横でコーヒー片手に笑っているのは伊波ライ
ふたりは廊下の端で機材を弄っていた
伊波ライ
律
小柳ロウ
律
伊波ライ
律
小柳ロウ
律
伊波ライ
律
小柳ロウ
律
伊波ライ
律
小柳ロウ
律
伊波ライ
律
小柳ロウ
律
伊波ライ
小柳ロウ
律
伊波ライ
律
小柳ロウ
伊波ライ
律
小柳ロウ
律
軽く一礼し 律はその場を離れた
廊下の奥に向かう背中は一切揺るがず 振り返ることもなかった
伊波ライ
小柳ロウ
伊波ライ
小柳ロウ
ドアを閉め 靴を脱ぎ カーディガンを丁寧に脱ぐ
デスクの前に座り タブレットを確認
【保存完了】
【同期済み】
【次回編集予約:7:30】
律
そのひとことだけを残し スリープ設定を済ませる
照明が落ち 常夜灯だけが青く灯る
上着をたたみ フックに掛け 歯を磨き 時計を確認
0:00 ジャスト
律はベッドに横になり
深く 何も考えず 目を閉じる
音も動きもなく
意識が静かに落ちていく
翌朝 6:30
アラーム音が鳴るより少し早く 律の目が開く
ベッドを整え 制服に袖を通す
タブレットで予定を確認 編集作業の準備を進める
律
独り言すら感情の色はない
朝の光が 廊下をゆっくり照らし始める
──新しい一日が 何も変わらず始まる
ばんわぁー
ふんふん
機械みたいな設定
どう
♡1000⤴︎︎︎コーシン