mf.dn短編集

-ｺﾝｺﾝ

-ｶﾞﾁｬｯ

配信が終わって少しして、

控えめなノックとともに 訪ねてきたのは、大好きな人。

頷くと同時に、ココアが入った カップを差し出してくれる。

mfくんは、おれの部屋のソファの、 いつもの定位置に座った。

受け取ったそれは、 ほんのり温くて。

長かった配信が終わって、

たくさんの人たちにお祝いしてもらった 誕生日も終わって、

少し、しんみりしていた心に、 ココアの温かさがすごく沁みる。

口に入れると甘くて、 少しビターで。

おれの気持ちを察してくれて、

ココア持って駆けつけてくれて。

改まっておめでとうって言ってくれることがすごいうれしくて、

顔がニヤニヤしちゃう！

よし、と言ってカップを持ってソファから立ち上がるmfくんの姿を見て、

やだ、まだ行かないでよ

眉毛が下がって、ふって表情が柔らかくなったmfくん、かっこいい

mfくんといっぱいキスして、 一緒に寝るんだ！ってなったら、

気持ちがすっかり明るくなったので、

歯磨きと、シャワーを、

…念入りに。

もしかしたら、…//

も、あるかもしれない。

ということで、前準備も、 しっかりしておいた！

この後、どうなったかは、

おれの気が向いたら、 話すかもしれない！