本日もリクエスト作品になります🍀*゜
xx.o2 さん リクエストありがとうございます🙇♀️
満足していただけたらいいのですが… ドキドキです😭
今回はオメガバースになります🙌 長くなってしまってすみません(;_;)
ではどうぞ!
この世界には、「男性/女性」の性別の他に 「α(アルファ)/β(ベータ)/Ω(オメガ)」 という第2の性、3種類の性別がある。 Ω(オメガ)性の人間は ヒート(発情期)になると 性欲が向上して身体に力が入らなくなり 更にはフェロモンを発して 社会的に有能なα(アルファ)性の人間を 誘引・興奮させてしまう体質を持っている。 これが定期的に、または不定期に 一週間程続くため社会での扱いが悪い。 「番(つがい)」「抑制剤(よくせいざい)」といった回避手段もあるが完全ではないとされる。 男性α(アルファ)、女性α(アルファ)の性質 →支配階級。 知能が高くなりやすく、エリート体質。 男性β(ベータ)、女性β(ベータ)の性質 →中間層。数がいちばん多い。 男性Ω(オメガ)、女性Ω(オメガ)の性質 →下位層。発情期を原因として 社会的に冷遇されている。
祐基
俺は、村田祐基 29歳 高校の教師をしてる
ただ、
俺の第2の性は
オメガ(Ω)だ。
生徒
生徒
祐基
祐基
生徒
生徒
祐基
祐基
祐基
生徒はみんなかわいい みんな俺の大切な教え子たち
ただ、 いわゆる"問題児"も中にはいて…
祐基
祐基
ある生徒でいつもこうなる
遅刻欠席の連絡なんて ひとつも来てないのに 呼ぶ時にいつもいない生徒
いつも通り次に行こうとすると ガラガラガラと思い切り教室の扉が開く
アロハ
アロハ
そしてこんな風に嵐のように現れるのが いわゆる"問題児"の彼
祐基
祐基
アロハ
こいつは、髙松アロハ
とにかく問題ばっかり起こす
祐基
祐基
毎日だから 叱る気も起きない
アロハ
生徒
生徒
悪い奴じゃないのは知ってる ただどうも… 手がかかる
アロハ
アロハ
祐基
アロハ
アロハ
祐基
クラスに笑い声が響く
勉強は見る限り苦手そうだけど 運動系は得意で 男子にも女子にも人気がある
そしていつもクラスの中心にいる
俺とは全く違うタイプだ
祐基
祐基
俺はオメガの教師 世間体的によく思われない ヒートが邪魔して仕事どころじゃない上 アルファの生徒がいた場合 問題を起こしかねない
けど俺は教師になりたくて たくさん努力した もちろんオメガだとバレることなくここまで来た
この日々を捨てたくない
アロハ
アロハに呼ばれて我に返る
祐基
アロハ
祐基
アロハ
アロハ
祐基
アロハは確実に何かを言いかけた でも俺は探ろうとはしなかった
祐基
祐基
生徒はほぼ全員下校 俺も定時で上がろうとしたのに 他の先生に呼び止められて今雑用中
祐基
俺は近くのマットに座り込んだ
そしてそのまま寝転ぶ
祐基
なんて自分を励まして 少し目をつぶった
祐基
そして自分の心臓の音を聞いてると ドクンと急に心臓が締め付けられる感覚に襲われた
祐基
そしてその動悸の正体に気づく
祐基
ヒート(発情期)だった
祐基
オメガだって隠して今まで頑張ってきた
それなのにこれで水の泡になるなんて嫌だ
俺はそう強く思った
祐基
祐基
職員室まで行けば 緊急用の抑制剤がある
そのために力を振り絞って立とうとする でも身体が言うことを聞かず倒れる
祐基
身体は熱くなって 前も後ろも一瞬でぬるぬる
オメガの本能なのか 俺は自分のに触れてしまう
祐基
それが気持ち良くて 更に上下に擦る
こんなところでダメだって 頭では分かってるのに 手は止まってくれない
祐基
何とかヒートを抑えたかった
1回でも出せば 多少動けるようになると思ったから
祐基
自慰に夢中になっていると 体育館の扉が開く音が聞こえた
祐基
俺は身体が疼くのを我慢して静止
すると足音が倉庫の方に向かってくる
祐基
けれどそんな願いは虚しく 倉庫の扉が開く音が耳に響いた
祐基
そう思った
俺は目をつぶった
アロハ
よく知ってるヤツだった
祐基
祐基
よりによって… そう思った
アロハ
アロハ
祐基
アロハは倉庫の扉を閉めて鍵をかけた
祐基
そして俺に近づいてくる
祐基
アロハ
アロハ
わざと小声で 耳元でそう言われる
祐基
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
そう言うとアロハは俺のを触ってくる
祐基
祐基
アロハ
祐基
祐基
アロハ
アロハはベータ(β)だったはず…
アロハ
アロハ
驚いていると 中になにかが入ってきた
祐基
アロハの指だった その指が奥へと入ってくる
アロハ
アロハ
祐基
生徒とこんなこと
駄目だって頭ではわかっているのに
俺はどんどん流されてしまう
祐基
そのまま指を抜き差しされて 快感が次々に俺を襲う
祐基
祐基
アロハ
アロハ
オメガのヒートにあてられると 大抵のアルファは自制が効かなくなる
アロハの悪い噂はよく聞くから 無理矢理犯されたりするんじゃないかって 勝手に思っていた
でもそんなこと全然なくて むしろひどく優しく触れてくる
それが意外だった
でもその優しさが今はもどかしくて 俺は堪らなくなった
祐基
祐基
自分でも信じられなかった
アロハ
祐基
祐基
アロハが 欲しくてたまらない
俺は自分からアロハにキスした
アロハ
アロハ
先生じゃない俺を抱いて欲しい
祐基
祐基
アロハ
祐基
そう返すと アロハは俺に覆いかぶさってきた
もう立場とかどうでもいい 俺はただアロハと繋がりたい ただそれだけ
アロハ
祐基
後ろにアロハのが当たる そしてグッと中に入ってくるのを感じた
祐基
気持ちよすぎて意識が飛びそう
アロハ
そしてアロハが俺の中で動き出した
祐基
アロハが動く度に ぐちゅぐちゅと卑猥な音が響く
アロハ
アロハ
俺はコクコクと頷いた
アロハ
アロハはそう言うと 俺の腰を掴んで突くスピードを上げた
祐基
そして何かが込み上げてくる
祐基
祐基
アロハ
アロハ
アロハの顔が歪む 年下のくせにかっこいい
祐基
アロハ
やっぱり意外
祐基
アロハ
祐基
アロハ
祐基
アロハ
ビュルルルッ…
ドピュドピュ…
俺たちは同時に果てた
アロハはちゃんと外に出してくれていた
アロハ
祐基
俺たちは特に意味もなく抱きしめ合った
なんかよく分かんないけど 俺は抱きしめられて安心した
祐基
祐基
アロハ
アロハ
祐基
俺は驚いてアロハから離れた
アロハ
アロハ
アロハ
祐基
アロハ
アロハ
アロハ
祐基
知らないアロハが次々に出てきて 頭が追いつかない
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
笑って頭をよしよしされる
祐基
どっちが年上だか分からない
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
その言い方 俺が特別みたいに聞こえて勘違いしそうになる
祐基
祐基
アロハ
今日のことは忘れて欲しい そう言えると思ってた
でも先生と生徒の関係に 俺は戻りたくなかった
祐基
祐基
アロハ
けれどそんな想いが届くわけない
祐基
祐基
祐基
心の奥底に芽生えたある気持ち 俺はそれを押し殺した
祐基
祐基
祐基
こんな気持ち初めてだ
俺は乱れたスーツを直して 立とうとした
アロハ
手を掴まれた
アロハ
手をそのまま強く引っ張られて 俺は再びアロハに抱きしめられた
祐基
アロハ
アロハ
アロハが離れて 目と目が合う
アロハ
祐基
まさかの言葉に何も返せなかった
アロハ
アロハ
祐基
祐基
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
何が何だか分からない
アロハ
アロハ
アロハ
真剣な顔でそう言ってくるアロハ そして続けて話してきた
アロハ
アロハ
アロハ
祐基
ここに来る前の学校でのこと
俺がアルファだと学校中で噂になってしまい 興味本位でみんな俺に寄ってきた事があった
誰ひとりとして本当の俺を見てくれなくて 俺は学校という空間から逃げた
両親はそんな俺が可哀想に見えて 家族全員で違う街に引っ越すことになった
そんな時期のことだった
祐基
知らない奴にそう話しかけられた
アロハ
アロハ
職質かよって思った
祐基
アロハ
祐基
アロハ
アロハ
変なやつだった
祐基
祐基
アロハ
祐基
祐基
アロハ
祐基
そいつは勝手に俺の隣に座った
祐基
アロハ
久々にそんなこと言われた
しかも優しく笑ってそう言うから 俺は何も返せなくなった
祐基
祐基
祐基
祐基
知らない奴なのに コイツになら話せるかもって感じた
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
そうだ
全員"アルファ"の俺が欲しいだけ
断片的にしか伝えられなかったけど そいつは俺の話を聞いてくれた
祐基
アロハ
祐基
祐基
祐基
祐基
祐基
アロハ
アルファだということを隠す… そんなこと考えたこともなかった
祐基
祐基
アロハ
祐基
祐基
祐基
アロハ
それ以上は聞けなかった
祐基
祐基
アロハ
祐基
祐基
祐基
そしてその人は去っていった
祐基
祐基
あの日見たアロハは どこか自分と似てる気がした
だから放っておけなかった
でも言われるまで忘れてた あの日のことを
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
話を聞けば聞くほど 俺の心の奥底にある気持ちが 大きくなっていくのがわかった
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
アロハ
祐基
アロハ
アロハ
俺はアロハにまた抱きしめられた
そして奥底にあった気持ちが溢れた
祐基
祐基
アロハ
祐基
アロハ
祐基
祐基
祐基
祐基
祐基
祐基
アロハにもっと近づきたい
アロハをもっと知りたい
俺は強くそう思った
アロハ
アロハは最後まで問題児を貫いた それはもう清々しいくらいに
そして世界一愛しい問題児は 無事に高校を卒業して 俺の番となった
⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆
これからは 先生と生徒じゃない
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祐基
アロハ
⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆
これからは 一生のパートナー
⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆
𝐹𝑖𝑛.
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コメント失礼します˃ 𖥦 ˂いつもめちゃくちゃ見てます(*゚▽゚)11号車受けが見たいです💕攻めはお任せしてもいいですか!
ブルーハワイでも書いて欲しいです