TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ロボトミアブノマ反応集

一覧ページ

「ロボトミアブノマ反応集」のメインビジュアル

ロボトミアブノマ反応集

6 - アブノマ短編:世界で最も美しい演奏

♥

51

2025年08月01日

シェアするシェアする
報告する

アブノマ短編!!

静かなオーケストラです

恐らく夢!!!

……だよな?

どぞ!!

静かなオーケストラ

〜♪〜〜〜♪__。

静かなオーケストラ

どうです?よくできたと思っているのですが

ユイ

お前が作ったんだからいいんじゃないか。

ユイ

この世で最も美しい音楽は、最も壊れたものから発せられる…だったか?

静かなオーケストラ

なら私もまだまだですね……もっといい音楽を奏でないと

ユイ

これ以上壊れてどうする。

静かなオーケストラ…… 私が最も嫌うアブノーマリティだ。 なぜだか担当職員になっていたが……

来る度に大嫌いな音楽を聞かされて、それを一日に何十回も。 無駄にレパートリー多いの腹立つ。

ユイ

音楽なんて、結局は……__

ユイ

……

静かなオーケストラ

結局は?

ユイ

なんでもない。忘れろ

……私は、音楽が元から嫌いなわけじゃない

理由があって嫌いになった。

いや、嫌いにさせられた。

何も秀でていない私に、唯一愛をくれたのは 音楽、だけだった

静かなオーケストラ

……ユイさん

ユイ

なんだよ…

静かなオーケストラ

もう一曲、聞いてくれませんか?

ユイ

…勝手にして。

静かなオーケストラ

…____♪_♪〜〜〜♪〜〜♪

ユイ

……

ユイ

(やさしい音…)

ユイ

(これをバイオリンで弾いたら、きっともっと美しく…__)

ユイ

……

ユイ

戻る。

静かなオーケストラ

えっ、ちょっとまだ始まったばっかですって!

くだらない。

音楽なんて

音楽、なんて……

ユイ

音楽なんて……結局、誰も救えない無意味な音だ…

静かなオーケストラ

ユイさん!!

ユイ

……。

ユイ

音楽、なんて……

親が私を唯一撫でてくれたのは、バイオリンや楽器による演奏だった。

私は、夢を見ていたんだ。

才能があると、人を救えると。

狭い自分の世界で、そう語っていた

現実はいつでも残酷だ。

この都市の中じゃ

……裏路地で演奏会を開いた時、その声を聞いた。

「つまらない」

……裏路地の人々は、楽器より、人を殺める演奏の方が好きだった。

壊れたものによる演奏が……

ユイ、静かなオーケストラに抑圧作業

ユイ

……

静かなオーケストラ

あ、来ましたね。今度こそ最後まで聞いてもらいますよ!!!

ユイ

……くだらない

静かなオーケストラ

なっ、そんなことないですよ!!!!

静かなオーケストラ

貴女だって、そうだった癖に…

ユイ

……ッどこで知った!?

静かなオーケストラ

……ふふ、鎌をかけたつもりだったんですが

ユイ

…………

静かなオーケストラ

さっきの曲…

静かなオーケストラ

貴女に歌って欲しいのです。

ユイ

……は?

 

ユイ

……〜♪

ユイ

♪~、〜〜♪

ユイ

♫〜

ユイ

…これで満足か

静かなオーケストラ

嫌々言いながらやってくれる所好きですよ

ユイ

黙れ

ユイ

それに……いや、なんでもない

静かなオーケストラ

えっなんですか

ユイ

なんでもない!

……願われたらやるって言ったのは、自分だし

この作品はいかがでしたか?

51

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚