太宰 治
蘆花ちゃーん!
徳富 蘆花
ん?如何したの?太宰君。
太宰 治
其れがねぇー!
太宰 治
とぉっても困った事に今からの依頼は私と蘆花ちゃんの二人で来る様に云われている依頼なんだー!
徳富 蘆花
私と太宰君が?
太宰 治
そうそう!普段なら私は国木田君と行くのだけど、今回は如何しても私と蘆花ちゃんじゃ無きゃ駄目らしいんだ。
徳富 蘆花
成程…
徳富 蘆花
じゃあ行こうか。
徳富 蘆花
依頼人さんを待たせてはいけないからね。
太宰 治
そうだね。では、早速向かおうか。
徳富 蘆花
うん。
徳富 蘆花
乱歩君!
江戸川 乱歩
何ぃ?
徳富 蘆花
今から太宰君と任務に行く事になったから今日は一緒に事件現場には行けないかも!
江戸川 乱歩
………ふぅーん。
江戸川 乱歩
…気を付けてね…。
徳富 蘆花
うん!じゃあ行ってきまーす!
江戸川 乱歩
太宰め……
太宰 治
頼まれた依頼はこうだ。
太宰 治
「遊園地内に現れる機械を操る異能力者を捕まえて下さい。
お客様が我が遊園地をお楽しみなさっている中、機械が停まったり、反対側に回ったり、速さが加速したり等、来館して下さるお客様や私達スタッフも大変迷惑しております。
どうか、其の異能力者を捕まえて頂けないでしょうか?。」
お客様が我が遊園地をお楽しみなさっている中、機械が停まったり、反対側に回ったり、速さが加速したり等、来館して下さるお客様や私達スタッフも大変迷惑しております。
どうか、其の異能力者を捕まえて頂けないでしょうか?。」
徳富 蘆花
迷惑極まりないね…
太宰 治
お客さんの中には子供も居る。
太宰 治
一刻も早く異能力者を見つけなければ成らないね。
徳富 蘆花
そうだね!
徳富 蘆花
見つけろ…って云われても分かんないよね…。
徳富 蘆花
と云うか、何で私と太宰君何だろう…乱歩君なら二秒程度で直ぐそんな異能力者を割り出せるのに…
太宰 治
仕方ないさ。依頼人は私を指名したのだから。
徳富 蘆花
そっか…
徳富 蘆花
手っ取り早く電話で乱歩君に聞いて異能力者を割り出して貰おうかなぁ…
太宰 治
…………。
太宰 治
…そうだね。
太宰 治
電話してみようか…。
徳富 蘆花
うん!
徳富 蘆花
あれ、此処電波繋がって無いみたい…
太宰 治
圏外って事か…
徳富 蘆花
遊園地ってそんな事あるかなぁ…
徳富 蘆花
まぁいいや。考えても仕方が無いし。
太宰 治
そうだね。
「乱歩さんに聞くのは諦めよう。」
徳富 蘆花
(……?)
その時の太宰君の声は、何処か
楽しげに聞こえた。
まるで、誰かと遊んでいる様に_
国木田 独歩
ん?太宰は又自殺か。
江戸川 乱歩
依頼へ行ったそうだよ。
国木田 独歩
依頼?
江戸川 乱歩
そう。蘆花とね。
国木田 独歩
蘆花さんと?
国木田 独歩
依頼なんて今日は一度も太宰には来てませんでしたよね…?
国木田 独歩
真逆あの太宰…!!蘆花さんを道連れに自殺をッッ……!!!!
江戸川 乱歩
………。
矢っ張り。
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