悪化して、怖くて 。

星は輝いてる

月は満月

彼のなびく髪はさらさら

優しい表情に包まれる

沈黙なのに何も感じない

空を見上げる

赤色の薔薇はいい香り

肩を並べる2人

輝く指輪

左手の薬指

整った服装

特別になった日

大切になった日

忘れられなくなった日

また好きになってしまった日

ずっと

愛してる君

愛しあってる俺たち

これからもずっと

大好きだから

頬には一筋の液体が通った

嬉しそうな

嗚咽が入り交じった

途切れ途切れで

一言一言伝える

口角は上がりっぱなしで

目頭は熱くて

抱きついて

ぎゅっとして

包み込まれて

嬉しくて

夢のようで

きらきら光ってて

ふわふわ幻覚のようで

でもちゃんと意識はあって

目から流れ出るものは止まらなくって

周りには人がいなくって

2人っきりで

抱きあって

ずっと

支配されたくって

君は支配したくって

支え合って

守られたくって

伝えられたくて

愛されたくて

ずっと

愛されて

伝えられてて

支えられてて

ずっと

大好きだから

ずっと

死んでも忘れない

死んでも忘れられない

死んでも忘れたくない

貴方は

笑顔で言っていた

赤色の薔薇の花束

オリーブの柄の指輪は

星のように

光っていた