︎︎ ︎︎ ︎︎私は︎︎ ︎︎＂︎︎人の死が視える︎︎ ︎︎＂︎︎　✔️

おいおい、日暮れちまったぞ

どういう事だよ？

まだ天竺乗りこまねぇのか？

早くおっぱじめてぇのによ

ﾌﾞｫﾝﾌﾞｫﾝ

ﾌﾞｫﾝ

！！

…

ザワッ

え、音兎さんが？

マジで？

オーっ！！！

音兎さんがいなくても絶対に勝つ

マイキーとドラケンいればまず勝てんだろ！

ウチの総長はバケモン並みだからな

オオオオ！！

東卍！

東卍！

東卍！

東卍！

東卍！

ﾋﾟｯ

ﾋﾟｯ

ﾋﾟｯ

夢を見た

真っ暗な中どこに行けばいいのかわからない。

ずっと突っ立ってる。

音兎

聞きなれた声

優しい声

大好きな声

何度も聞いていたから間違えるはずがない

我慢ができず、ホントにお母さんかもわからないのに。

私はお母さんだと確信を持って走っていった

私は涙を流しながら、お母さんにひたすら謝った。

謝っても過ぎた時間が戻ってこないと分かっていても、

それでも謝った。

お母さんが謝る？

謝るようなことをされた覚えはもちろん無い

私、お母さんに言ったっけ、

え、お母さんも、？？

ぇ……、？

なんで、知ってるの、？

お母さんも、視えてた、。

お母さんは私には無い考え方だった。

そう言って、お母さんは微笑んだ

ｸﾞｽｯ

誰かの啜り泣く声が聞こえた

目を開けたい。けど、瞼が重い

瞼が重くて開かないかわりに私は手を少し動かした

この声、エマとヒナかな

頑張って目を開けた。

抗争はもう始まってる

また誰かが死んじゃう、

死なせたくない？

エマを連れて行くのはどう考えても危険。

でも、行かないと………

あんまり出したくなかったけど、今日は仕方ない。

廊下に出た瞬間、目に入ったのは

意識不明の重体だったはずのみっちゃんだ

どうしよう。止められる

もうあんだけボロボロなのに、あれ以上ボロボロになったら説教だな笑

ﾌﾞｩｰﾝ

ﾄﾞｶ

ﾊﾞｺｯ

ﾄﾞﾝｯ

ﾎﾞｺｯ

はぁはぁ

絶対ぇ負けねぇ！

ﾌﾞｩｰﾝ

あ？

ブゥーン

ザッ

ザワッ