ヴァンパイア一族に産まれた死神くん、ライバー始めたそうで。

下界して何年経った？

22年？23年かな...？ それとも全く違うかな、？

まぁ何でもいいや

もう産まれてから 何百年経ったか 分からない今でも

死神として産まれてしまったことを後悔している

僕の家はヴァンパイア一族であり、 ラグーザ家と並ぶ魔族だ。

だけど、位がガクッと 一気に落ちた時がある。

それは

僕が産まれた時

理由は簡単

僕がヴァンパイアとして産まれて来なかったから

リヴァード家 僕の家。

いや...

僕の元家

本当であれば今頃僕は リヴァード家の 跡継ぎになる予定だった

でも僕がヴァンパイアではなく 死神として産まれてしまったから その計画は破綻

他に家を継いでくれる者を作り、 今はその人が跡を継いでいる。

僕は親に虐待をされていた

僕が死神だと発覚してから リヴァード家の評判も落ち、 計画も崩された。 手を貸してもらっていた人達もと 契約解消され、 収入も少なくなった。

全部僕のせいだと言って 殴ってくる親と それを真っ青な顔して 見て見ぬふりをする 従者達。

僕に居場所は無いのだと 間接的に伝えられている。

だけど それでも 1人だけ僕に 気を使ってくれる人がいた

アレクサンドル･ラグーザ

あのラグーザ家の サーシャ様だった。

こんな日が毎日続けばな...

そう思ってた

だけど当然続くわけなくて

サーシャはもうすぐ 人間界に降りてしまうらしい

それを聞いた瞬間 膝から崩れ落ちた

その時はほぼ鬱状態だった

そんな僕にサーシャは 約束を持ち掛けてくれて

離れてしまうのかと思ったけど サーシャは僕を 見放さずにいてくれた

それから1年後

ｷﾞｭ-

こんな感じで再開した。

昔のこと思い出すと 少し気分が良くなる

チクタクチクタクチクタク((